ネットやSNSでは臨床検査技師の転職が難しいと言われていますが、全くそんなことはありません!!
現に私は5回の転職歴がありますし、SNSでも転職歴を6回持つ強者もいました。
【自己紹介】
— ゆづき/心電図がんばる (@ayumu_omrice) August 3, 2024
8年目の臨床検査技師。
6度の転職で、色々学べる病院の楽しさに気づく。
全国巡回健診→内分泌クリニック→医師キャリア支援営業→療養型病院(血液・輸血)→三次救急病院(生理)→巡回健診→中規模病院(血液)
超音波やれるまで、血液も生理もがんばる💪🏻
役者活動もやってます🥳✨
令和5年度の臨床検査技師の全国有効求人倍率を見ても1.71です。
※求職者に対して求人数が1.71倍あるというハローワークの統計結果です。
つまり、完全に売り手市場なわけで、むしろ転職難易度は低い職種です。
ところが、なぜかネットやSNSでは臨床検査技師の転職は難しいと言われることが多いんです。その理由を解説します。
転職が難しいと言われる理由
理由は、匿名性がもたらす「オンライン脱抑制効果」。
匿名性によって罪悪感が薄れ、ストレス発散や気の毒に思ってほしいという承認欲求を満たす投稿が増加するためです。
「転職が難しい」という意見は少数の人々が配信している情報に過ぎません。
もちろん、条件次第ては不可能なこともあります。例えば、エコー未経験者がエコー求人に応募してかつ年収をアップさせたい、こんな無理難題は常識的に考えても通りません。
ご自身のキャリアに見合った求人に応募すれば、意外とすんなり転職先は決まるものです。
転職成功に学歴・職歴は無関係
転職が5回もできたのってあなたのスペックが高いからじゃないの?どうせ院卒とかでしょ?
私は専門卒です!
高校だって普通科でしたし、学歴はいたって平凡なものです。
エコーをバリバリ取れるとかじゃないの?
生化学・免疫装置しか触れません!
病院勤務時代は血液部門を希望しましたが、希望は通らず生化学・免疫検査部門に配属となりました。エコーはプローブすら握ったことがありませんし、血球分類もできません。できるのは装置のオペレーションだけです。
嘘だと思うなら私のプロフィールをチェックしてください。転職の職務経歴書の内容をそのまま転記しています。
転職のコツはとにかく「行動」すること
平凡な学歴で光ったスキルもない私でも5回転職できた理由は行動したからです。
SNSや転職サイトの求人を眺めるだけではなくて、実際に手や足を動かしました。
- 病院から胚培養士に転職した時は求人ページの有無に関わらず不妊クリニックのホームページに片っ端から連絡を入れました。
- 不妊クリニックから治験コーディネーターに転職した時は転職エージェントに登録しました。
- 治験コーディネーターから検査機器メーカーに転職した時は施設で見かけたメーカーの営業に声を掛けに行きました。
- メーカーから中小企業に転職した時は社長に直談判しました。
- 中小企業から検査試薬メーカーに転職した時は片っ端から転職エージェントに登録して応募をし続けました。
その結果、興味のあった不妊治療に携われたし、治験コーディネーターで臨床を知れたし、メーカーにキャリアアップできたし、研究職で開発の経験ができました。
ネットやSNSの声も気になりますが、まずはなんでも良いので行動しましょう。
転職で失敗しないための「たった1つ」の注意点
それは自分の意思で転職を決めること。
他人の意見で転職の軸を簡単に曲げてはいけません。
例えば、転職エージェントから「今の条件だと厳しいのでもう少し緩和して欲しい」と言われたり条件を無視した求人が紹介されても簡単に応じてはいけません。これに応じて転職が成功しても必ず後悔する日が来ます。
まずは、そのような交渉には応じず、最低でも1年間は自分が決めた転職の軸に沿って転職活動を進めましょう。その結果、転職が決まることもあるし決まらないこともあると思います。条件を見直すのはその時です。
実践ではじめて自分の適正な市場価値は分かります。その時に条件が高望みだったと思うなら自分の意思で緩和すれば良いです。
まとめ
臨床検査技師の転職が難しいと言われる理由と転職の心構えを解説しました。
繰り返しますが、臨床検査技師の転職は決して難しいものではありません。ネットやSNSの声に怯えてその場に留まるのはとてももったいないと思います。
- 症例数が少なくて経験を積めない
- 当直がキツイ
- 人間関係がしんどい
- 業務が面白くない
- 給料が安くて将来が不安
- 休みが少なくて遊びに行けない
転職の理由は人それぞれですが、全員に言えることは動かなければ何も変わらないということ。
何から始めれば良いか分からないなら、まずは転職活動で自身の市場価値を知ることから始めましょう。
転職にはリスクがありますが転職活動はノーリスクです。
ぜひ、なりたい自分に近づくためにも、小さく一歩踏み出して下さいね。
求人を探す時間がない方や一人で転職活動するのが不安な方は下記記事で紹介している臨床検査技師向けて転職サイトを活用することも検討されてみてください。
どのサイトも私が実際の転職活動で利用して良かったと感じれたサイトなので安心して使えると思います。