臨床検査技師

【臨床検査技師専用】転職エージェントの選び方ガイド|目的別のオススメを紹介

臨床検査技師にオススメの転職エージェント6選

筆者 Sドラゴン  更新日 2023-05-28

当サイトは筆者が推薦する全てのサービスを実際に体験して独自にレビューしています。当サイトのリンクを通して転職エージェントに登録された場合、当サイトは手数料を得ることがあります。詳細はこちら >

医療系専門職に特化した転職エージェントは臨床検査技師や他職種への転職で非常に役に立つ存在ですが「連絡が多くてウザイ」「しつこい」という悪評判もあり利用をためらってしまいます。

ネット検索すると無数の転職エージェントが出てきて「結局どこを使うのが1番良いの?」と疑問を持たれる方も多いでしょう。私は長年に渡り臨床検査技師として複数の転職エージェントを利用してきましたが、残念ながら「ここに登録すれば間違いなし!」といった特定のサービスは存在しませんでした。

とはいえ各転職サービスにはそれぞれに秀でたポイントや強みがあるため、あなたが独自のニーズや求める条件を満たせる転職エージェントを選ぶためのお手伝いはできます。

本ガイドの使用方法

転職エージェントの仕組みと問題点

転職活動の失敗を避けるためにあなたが事前に知っておくべきことを全てお伝えします。

選び方のヒント

転職エージェントを選ぶ際、考慮すべき最も重要なポイントを概説します。転職エージェント選びに役立つチェックリストも提供します。

転職エージェントの目的別Bestの推薦

どの転職エージェントが最高であるかを決めるのは転職の目的と主観的な判断です。そのため、達成できること・提案力・提案数・サポートの質・安心度を定量的に比較してあなたにとって最高の転職エージェントを見つけるためのお手伝いをします。

FAQ

臨床検査技師の転職でよくある質問への回答を提示します。他の臨床検査技師が転職活動でどんな疑問を持っているのかを知ることであなたが転職活動で取るべき行動が分かります。

 

転職はあなたの人生の今後を左右する重大なライフイベントの1つですが、良くも悪くもリスクが伴うことは間違いありません。

本記事は転職未経験の臨床検査技師を喰い物にする転職エージェントからあなたを守るためのガイドラインとして活用していただけると幸いです。

本記事の信頼性

Sドラゴン

■元総合病院の臨床検査技師。
■臨床検査技師を退職後、胚培養士・治験コーディネーター・医療機器メーカーと複数回のキャリアチェンジを経て現在はバイオベンチャーで研究開発職に従事。
■臨床検査技師専門のキャリアアドバイザーとして某国立大学病院・某甲状腺専門病院・CRO勤務など多くの臨床検査技師のキャリア相談歴を持つ
詳細プロフィールはこちら

目次
  1. 【利用前に確認必須】転職エージェントの仕組みと問題点
    1. 転職エージェントのビジネスモデル
    2. 転職エージェントの2つの問題点
    3. 転職エージェントの2つの問題点の解決策
    4. 臨床検査技師が利用すべきではない転職エージェントの特徴
  2. 臨床検査技師の転職エージェントの選び方ヒント
    1. 医療・ヘルスケア・ライフサイエンス業界に強みを持つ転職エージェントがおすすめ
    2. 両面型スタイルのためキャリアアドバイザーの質は気にしなくてOK
    3. 紹介求人数の少なさを解消するためメインとサブを使い分ける
  3. 転職エージェントの評価|目的別のベストチョイス
    1. 本ガイドの総合評価
    2. 他の病院・クリニックに転職したい臨床検査技師
    3. キャリアアップ転職を達成するまで転職サポートを継続して欲しい
    4. 3ヶ月以内にキャリアアップ転職を達成したい
    5. リクルートダイレクトスカウト
    6. ビズリーチ
    7. DODA(デューダ)
  4. 臨床検査技師の転職でよくある質問
    1. Q1.エコー未経験者でも転職でエコー担当技師になれますか?
    2. Q2.転職で年収をアップさせることはできますか?
    3. Q3.転職エージェントは在職中でも利用できますか?
    4. Q4.転職エージェントは相談だけでも利用できますか?
    5. Q5.転職エージェントに転職サポートを断られることはありますか?
    6. Q6.転職エージェント利用前に準備しておくことはありますか?
    7. Q7.臨床検査技師からの転職でオススメの他職種にはどのような職種がありますか?
    8. Q8.転職を後悔する理由にはどのようなものがありますか?

【利用前に確認必須】転職エージェントの仕組みと問題点

「転職エージェントって無料で使えるなんて怪しい。絶対裏がある。」

「変な求人を適当に紹介されて転職を後悔しそう。」

タダほど怖いものはない。無料で手厚い転職支援サービスを受けられるなんて、絶対裏があると思うのは当然です。

Sドラゴン
Sドラゴン
その不安は転職サイト・転職エージェントのビジネスモデルを理解すれば解消されます。

転職エージェントのビジネスモデル

転職エージェントのビジネスモデルは成功報酬型です。

転職希望者を医療機関や企業に紹介して(上図③)、採用が確定したら医療機関・企業から転職エージェントに紹介手数料が支払われる仕組みです(上図⑤)。

転職エージェントは求人先の医療機関や企業からきっちり報酬を得ているため、無料であなたを支援しているワケではありません。

これが求職者が無料で転職支援サービスを受けられる理由です。

Sドラゴン
Sドラゴン
ただし、仕組み上、転職エージェントには問題点が2つあります。

転職エージェントの2つの問題点

市場価値が低い人材は相手にしてもらえない

転職エージェントが無料で手厚い支援を提供してくれるのは、人材紹介で手に入る成功報酬が目的です。つまり、医療機関や企業に紹介しても採用される見込みが低い人材には転職支援サービスを提供しません。

Sドラゴン
Sドラゴン
要するに、転職エージェントに登録しても全員が必ず転職支援サービスを受けられるワケではありません。

求人情報の信憑性に不安がある

求人者(医療機関や企業)と転職エージェントには金銭的な利害関係があります。つまり、事実を隠蔽して優良求人に見せかけることで、転職を斡旋される可能性があります。

Sドラゴン
Sドラゴン
実際、前職の求人票に記載されている残業時間が事実と大幅に異なっていました。

転職エージェントの2つの問題点の解決策

人材価値が必然的に高まる市場で転職活動する

臨床検査技師は世間的には検査のプロとして認知されています。そのため、医療業界やライフイエンス業界を希望すれば臨床検査技師の需要は一定数見込めまれるため、転職支援サービスを受けられる可能性が高いです。

一方で、WEB業界や金融業界など検査の知識やスキルが活かせない業界では臨床検査技師の価値は新卒と同程度です。

Sドラゴン
Sドラゴン
転職エージェント経由で未経験業界への転職はほぼ不可能と思って間違いありません。

求人先の医療機関・企業の情報は自分でも探す

信頼性が高い情報は求人者と金銭的な利害関係を有さない第三者から得る方法が最も有効です。

利害関係がない第三者
  • 現在求人先の医療機関・企業で働いている従業員
  • 過去に求人先の医療機関・企業で働いていたOB/OG
  • インターネット上の口コミ投稿サイトの情報

キャリーナCareerSwiteといった現役の従業員やOB/OGと直接話ができる転職支援サービスもリリースされていますが、これらのサービスは求人者と利害関係を有しているため正直利用する価値は低いです。

Sドラゴン
Sドラゴン
知り合いや今の職場に出入りする営業・学術・エンジニアから直接話を聞く方法が最も信頼度の高い情報を入手できます。

身近に話を聞ける人がいないなら、SNSや口コミ投稿サイトをチェックしてください。

医療機関の口コミ投稿サイト

 

企業の口コミ投稿サイト

 

上記のサイトはいずれも無料で利用できますが、口コミ閲覧の条件として現職の口コミを投稿する必要があります。
Sドラゴン
Sドラゴン
他の転職希望者のためにも、ぜひ現職の情報を詳しく投稿してあげてください。

臨床検査技師が利用すべきではない転職エージェントの特徴

臨床検査技師が利用すべきではない転職エージェントには下記のような特徴があります。

  • 臨床検査技師の転職に特化してない
  • 提案の情報源が口コミではない
  • 初回にCRC求人を紹介してくる
  • 収入の柱を他に持たない

臨床検査技師の転職に特化していない

おすすめの転職サイト・エージェント比較一覧画像引用元:【2023年版】おすすめ転職サイト・エージェント比較ランキング!

例えば、上図の転職エージェント。どれも知名度が高く登録の候補に挙がりやすいですが、臨床検査技師の転職なら基本的に登録は不要。

なぜなら、上図の転職エージェントは企業求人をメインに扱う転職エージェントであり、臨床検査技師求人はほぼ0に等しいからです。

Sドラゴン
Sドラゴン
興味のない求人に時間を割くことになり転職活動の効率が大幅にダウンします。登録しないようにご注意ください。

提案の情報源が口コミではない

  • 人間関係
  • 業務内容
  • 業務外(学会など)
  • 通勤
  • 給料
  • etc…

転職理由は人によって様々ですが、紹介された求人があなたの悩みを本当に解消できるかどうか。この判断は転職エージェントの提案が現場の声(実際に勤務している従業員の口コミ)に基づいているかどうかで判断できます。

上述の通り、求人者と転職エージェントは金銭的な利害関係を有しておりあなたを応募させるためのバイアスがかかっています。

そのため、提案のエビデンスが求人者と利害関係を有していない第三者の情報に基づいていない場合は鵜呑みにすると非常に危険です。

初回にCRC求人を紹介してくる

臨床検査技師が人材バンクなどの人材紹介会社に登録すると、まず間違いなく治験コーディネーター(CRC)への転職を勧められます。

臨床検査技師がCRC求人を勧められやすい理由
  • 医療資格保持者であれば落ちることはない

一般的に医療従事者から企業への転職はハードルが高いですが、治験コーディネーターは医療の知識があれば誰でもできる仕事なのでほぼ間違いなく採用されます。在籍するCRCの保有資格は看護師、薬剤師、臨床検査技師が多いです。

  • CRCは離職率が高く常に人手不足

医療機関と企業では、業務内容や勤務体制が全く異なるため、生まれたギャップに絶えきれずに退職する人が後を断ちません。そのため、CRC求人は通年募集されています。

紹介すればほぼ採用されるため、転職エージェントは少ない労力で確実に報酬を手にできます。そのため、CRC求人を本人の希望や適正は度外視でとりあえず紹介してみるワケです。

勘違いしないで頂きたいのですが、治験コーディネーターがブラックと言っているワケではありません。

Sドラゴン
Sドラゴン
私は2年ほど治験コーディネーターとして勤務した時期がありますが、臨床との距離が近く非常にやりががある職種です。

求職者の意向を無視して、転職エージェントがラクに稼げるという理由だけで真っ先に治験コーディネーター案件を提案してくる企業体質に問題があります。

収入の柱を他に持たない

転職エージェントのビジネスモデルは、求人を紹介した求職者が企業に入社することで初めて報酬が発生する成功報酬型です。裏を返せば、転職希望者が紹介求人に応募して採用されない限り、転職エージェントには一円の報酬も支払われません。

そのため、臨床検査技師の人材紹介1本で勝負している転職エージェントは報酬を得るため強引に応募を促すケースがあります。

とはいえ転職エージェントは慈善事業ではありません。他に収入源を持たないなら、会社存続のため転職希望者を求人に応募させようと仕向けることはビジネスとして当然です。

上記の4つ特徴をいずれも満たさない転職エージェントを利用すれば転職成功率は飛躍的に高まりますが、残念ながらそのような転職エージェントはメディコぐらいです。

重要なことは

  • 転職エージェントの利用には落とし穴があること(盲信はしない)
  • 自己防衛策を取りながら利用すること(情報は自分でも調べる)

 

この点を理解しておけば転職エージェントを利用してもカモにされる心配はありません。

臨床検査技師の転職エージェントの選び方ヒント

臨床検査技師が転職エージェントを選ぶ際に必ずチェックしておきたい「3つのポイント」をご紹介します。

医療・ヘルスケア・ライフサイエンス業界に強みを持つ転職エージェントがおすすめ

臨床検査技師は医療系専門職です。そのため、医療業界に強みを持つ転職エージェントを利用しましょう。

医療業界はヘルスケア業界・ライフサイエンス業界との互換性があるため、これらの業界のいずれかに特化した転職エージェントを利用することで、理想の求人に巡り会えます。

逆に、これらの業界と縁が無い転職エージェントを利用してしまうと、WEB業界・製造業など臨床検査技師とは関係性が皆無の求人ばかりを紹介されて、転職活動の効率が著しく低下します。

両面型スタイルのためキャリアアドバイザーの質は気にしなくてOK

両面型と分業型の違い

希望の求人を紹介してもらうためには、キャリアアドバイザーの質も重要です。口コミや評判を確認すると、アドバイザーの中には求職者に寄り添ってくれる人とそうでない人がいることが分かります。

しかし、医療・ヘルスケア・ライフサイエンス業界のハイクラス向け転職エージェントは「両面型」スタイルを取ることが多く、キャリアアドバイザーは求人毎に異なるので「この転職エージェントを利用すれば必ず質の高いキャリアアドバイザーに担当してもらえる」とは断定できないのが実情です。

とはいえ、転職エージェントの社風である程度の傾向が掴めるため、自分との相性や目的を考慮してある程度の取捨選択は可能です。

紹介求人数の少なさを解消するためメインとサブを使い分ける

転職エージェントのデメリット

両面型転職エージェントは求人先の内部事情に深く精通しており、外部の人間が知り得ない情報を提供してくれるメリットがある一方で、紹介求人数が少ないというデメリットがあります。

そのため、メインで利用する転職エージェントの紹介数が少ないことを想定して、あらかじめサブの転職エージェントにも登録しておくことをおすすめします。

転職エージェントに登録してから実際に求人が紹介されるまでには2週間程度の時間を要するため、1社ずつ登録すると転職効率が落ちて時間を無駄にします。

一時的にキャリアアドバイザーとのやりとりが増加しますが、その後の転職活動がスムーズになるため、できるだけ複数社同時に登録することを検討してください。

転職エージェントの評価|目的別のベストチョイス

臨床検査技師として実際に利用したことで分かった、各転職エージェントの特徴や強み、達成できることを点数化して定量評価します。

あなたの目的に合致する転職エージェントを選択すれば、転職活動で生まれるイメージギャップを最小限に抑えることができます。

評価方法の詳細

臨床検査技師のSドラゴンが臨床検査技師の転職で人気の6つの転職エージェントを実際に転職活動で利用して比較検証しました。

今回検証した転職エージェント

  1. メディコ|株式会社WILLCO
  2. JACリクルートメント|株式会社ジェイ エイ シー リクルートメント
  3. ランスタッド|ランスタッド株式会社
  4. リクルートダイレクトスカウト|株式会社リクルート
  5. ビズリーチ|株式会社ビズリーチ
  6. DODA|パーソナルキャリア株式会社

比較検証は以下の4点について行いました。

  • 提案力
  • 提案数
  • 転職サポートの質
  • 安心度

 

提案力

提案数が多くても、希望条件とかけ離れていたりこれまでのキャリアと無関係な求人では意味がありません。そこで、希望条件に合致する求人をどの程度紹介してもらえるのかを比較しました。

全紹介求人数に対する希望条件に合致した求人数の割合が高いサービスを高評価にしています。

なお、希望条件に合致していなくても自分では想像できなかった新たな知見が得られた求人も高評価の対象にしています。

提案数

希望条件とかけ離れた求人はあなたの趣味嗜好に合う新たな発見かもしれません。紹介される求人数が少なければ新たな発見に出会う確率は必然的に低くなります。そこで、希望条件に合致する求人を含む全紹介求人数を比較しました。

転職成功と応募求人数には正の相関がありますが、ハイクラス向け転職エージェントは紹介してもらえる求人数が少ないためチャレンジできる回数が限られます。転職を成功させるためにも、より多くの求人を紹介してもらえるサービスを高評価にしています。

転職サポートの質

転職サポートの質はキャリアアドバイザーが有する下記の能力で評価しました。

  • 求人の理解度
  • 質問に対する回答内容の精度
  • 質問に対する回答の速度
  • 職務経歴書の添削力
  • 日程調整力
  • 交渉能力

キャリアアドバイザーが上記能力を多く有するサービスを高評価としています。

なお、複数のキャリアアドバイザーに担当されたサービスは総合的に判断して評価しました。

安心度

志の低い転職エージェントは求職者の利益より自社の利益を優先するため、採用される可能性が高い離職率が高いブラック企業や残業時間が月60時間を超える過重労働求人への転職を求職者を見下して強引に進められる可能性があります。そこで、ブラック企業・過重労働求人への転職を強引に進めたり求職者を見下す対応を取るキャリアアドバイザーの出現頻度を比較しました。

全担当キャリアアドバイザーに対するブラック企業・過重労働求人への転職を強引に進めたり求職者を見下す対応を取るキャリアアドバイザーの割合が低いサービスを高評価としました。

本ガイドの総合評価

この項目を参照すべき人

転職の目的がハッキリしていない

筆者がオススメする転職エージェントを知りたい

名称    ロゴ    総合評価    リンク    ポイント 提案力 提案数 転職サポートの質 安心度
  1. メディコ
4.63
情報源が実際に働いていた
人の口コミなので信頼性が
高い
5.00
3.50
5.00
5.00
  1. DODA
転職サービス「DODA(デューダ)」企業が求める人物像、最多は「積極性」 | ニュースリリース | パーソルキャリア - PERSOL CAREER 4.38
求人数・サポート機能とも
に文句なし。サブで利用す
るならコレ
3.00
5.00
4.50
5.00
  1. ビズリーチ
株式会社ビズリーチ 3.50
企業からのダイレクトオフ
ァーを狙うならコレ
3.00
3.00
4.00
4.00
  1. リクルート
    ダイレクト
    スカウト
リクルートダイレクトスカウト | 株式会社ダイレクトソーシング 4.13
求複数の転職エージェントか
ら多面的なサポートを受け
られる
4.50
4.50
4.50
3.00
  1. JAC
    リクルート
    メント
JACリクルートメントは利用すべき?500人の評判とその真偽を検証した結果 4.00
高級の名に相応しいサポー
ト体制だが提案数が少ない
のが玉にきず
5.00
1.00
5.00
5.00
  1. ランスタッド
ランスタッド(randstad)の評判は?500人の口コミでわかったメリット・デメリット 3.75
メディカル・ライフサイエ
ンス業界の転職ならコレ
5.00
2.50
5.00
2.50

私は

  • 転職をゴリ押しされない
  • ある程度の求人数を紹介してくれる

 

上記のような転職エージェントを好むためこの順位になりました。

上位3つの転職エージェントは企業規模が大きかったり複数の収入源を有していることから1人の求職者に対して集中的に転職サポートをするといった傾向がありません。

  • 転職を急いでいる訳ではない
  • 様々な求人を広く紹介して欲しい
  • 長期的に求人を紹介してほしい

 

このような方には最適な転職エージェントです。

他の病院・クリニックに転職したい臨床検査技師

この項目を参照すべき人

臨床検査技師として別の医療機関に転職したい方

臨床検査技師の業務内容ではなく職場環境に不満がある方

メディコ

総合評価
4.63

提案力5.00 | 提案数3.50 | 転職サポートの質5.00 | 提案数5.00

メディコ

メディコの特徴

医療機関の口コミ投稿サイト(メディコ)を運営しており、実際の従業員のリアルな口コミを多数保有している

収入源が他にあるため転職をゴリ押しされず、初めての転職でも安心して利用できる

医療従事者の口コミ・アンケート結果を集計し「働きがいのある病院AWARD」として独自の表彰も行なっているため転職先選びの参考になる

Good Point

メディコは医療従事者の口コミ投稿サイトと転職エージェントが融合したサービスを提供しており、あなたの希望条件に合致する職場を実際に現場で働いている医療従事者のリアルな口コミ情報を元に紹介してくれます。求人票や採用担当からは入手できない現場のリアルな声が聞けるため、事前の情報不足により転職後に後悔するリスクは限りなく低いです。

また、メディコは医療従事者の人材紹介事業以外にも収入の柱を有しており、しつこい連絡や転職の無理強いがありません。加えて、求人のネガティブな情報も包み隠さず全てオープンにしてくれるため、初めての転職活動でも安心して利用できます。

実際に勤務する医療従事者の目線で働きがいのある環境をつくることに尽力している医療機関を表彰する「働きがいのある病院AWARD」は転職先選びの参考になるため必見です。

Bad Point

現時点の取扱求人は医療法人とクリニックがメインであり他職種求人は扱っていません。つまり、メディコでは臨床検査技師以外の転職はできません。

売り上げ面の忖度がないため、求職者の無理な要望に対してはっきりNoと言われます。例えば、エコー未経験者が年収が上がるエコー求人に応募したいと要望を出したところで、そんなことは現実的に不可能です。他の転職エージェントとは異なり、無理な要望に対して回答を曖昧にすることなく、無理なものは無理とはっきり断言されます。

Sドラゴン
Sドラゴン
叶えられない要望に対して現職でキャリアを磨くことを提案してくれる点も信頼に値します。
運営会社名 株式会社WILLCO
設立 2012年9月18日
取扱求人 全国47都道府県の医療法人・クリニックの臨床検査技師求人
公式サイト https://medicoagent.co.jp/

 

臨床検査技師専用の最強の転職エージェント
医療従事者用転職エージェント「メディコ」が臨床検査技師にオススメの理由『臨床検査技師 転職エージェント おすすめ』 このキーワードで検索すると多くの転職エージェントがヒットするため、結局どこを利用すれ...

キャリアアップ転職を達成するまで転職サポートを継続して欲しい

この項目を参照すべき人

そこまで転職を急いでいるワケではなく良い求人が見つかれば転職を検討する

年収600万円以上のキャリアアップ転職を目指している

JACリクルートメント

総合評価
4.00

提案力5.00 | 提案数1.00 | 転職サポートの質5.00 | 安心度5.00

出典:JACリクルートメント公式サイト

出典:JACリクルートメント公式サイト

JACリクルートメントの特徴

顧客満足度の最大化を通期の目標に掲げており求職者ファーストの企業体質で信頼できる

求職者の情報を100%システム管理しており転職完了まで求人を紹介し続けてくれる

紹介求人は最低でも年収600万円のハイクラス求人に特化した両面型の高級転職エージェント

Good Point

「転職エージェントは転職が決まるまで永続的に転職サポートを提供してくれる」

転職未経験者の多くがこのような勘違いをされていますが、ハイクラス向け転職エージェントのサポート期間は転職成功の有無に関わらず1〜3ヶ月程度です。理由は転職エージェントは転職意欲の高い新規登録者のサポートを優先するためです。

ハイクラス人材向けの求人は数が少なく、新規求人も頻繁に出るものではありません。基本的に登録時点で応募できる求人は全て紹介されるため、二の矢が間に合わなければ新たな求人を紹介できません。そうこうしている内に新たな転職希望者が次々に登録してくるため、マンパワー不足に陥り古い転職希望者から順次サポートを終了せざるを得なくなります。

JACリクルートメントは求職者をデータベース管理していること、コンサルタントの人数が業界でトップクラスであることから、マンパワー不足でサポート終了になることがありません。

「優秀な人材は複数回転職する」

「優秀な人材の周囲には優秀な人材がいる」

JACリクルートメントは上記理解のもと、ハイクラス人材のリピート利用・ハイクラス人材の口コミ拡散を狙った長期的な利益を重視しています。そのため、求人紹介が単発で終わる他社とは異なり、転職が完了するまで永続的に求人紹介や転職サポートを提供して利用者の満足度の最大化を通期の目標に掲げています。

両面型と分業型エージェントの違い

転職エージェントには求人企業担当と求職者担当が異なる「分業型」と求人企業と求職者を同じコンサルタントが担当する「両面型」の2種類があります。

分業型と両面型のメリット・デメリット
メリット デメリット
分業型
  • 提案数が多い
  • サポート担当者が変わらない
  • 転職完了までサポートしてくれる
  • パーソナライズ度が低い
  • 紹介求人は年収が低く既視感が強い
  • アドバイスが一般的な内容にとどまる
両面型
  • パーソナライズ度が高い
  • 紹介求人は年収・希少性が高い
  • アドバイスが求人企業毎に最適化される
  • 提案数が少ない
  • 求人ごとにサポート担当が異なる
  • 求職者より自分の利益重視の輩が多い

※横にスクロールできます。

両面型転職エージェントが扱う求人は分業型より年収が高いことが多く、成功報酬の金額もかなり高めです。そのため、職者一人ひとりのニーズを満たせる手厚い転職サポートを提供してもらえます。さらに、両面型転職エージェントは企業人事と頻繁に交流しており、企業ニーズを深く熟知しています。外部の人間は知り得ない情報を元に企業に刺さる具体的なアドバイスを提供してくれるため転職活動が有利に進みます。

Bad Point

高級転職エージェントと呼ばれるだけあり、登録しても全員がサポートを受けれるワケではありません。JACリクルートメントが保有する求人に応募できるだけのスペックがなければ求人が紹介されない可能性もあります。

JACリクルートメントは管理職・エグゼクティブ(役員や幹部人材)・専門職の転職に特化してるため特別なスキルを有していない、または未経験分野の求人は紹介してもらえません。

運営会社名 株式会社ジェイエイシーリクルートメント
設立 1988年3月7日
取扱求人 製薬メーカー、医療機器メーカー、体外診断薬メーカー、CRO、その他メディカル・ヘルスケア・ライフサイエンス企業求人全般
公式サイト https://www.jac-recruitment.jp/
JACリクルートメント体験談
案外わるないJACリクルートメント!年収500万30代男性の体験談この記事は年収500万の30代男性がJACリクルートメントを4ヶ月使った転職体験談です。JACリクルートメントの紹介求人の量・質・コンサルタントの質を忖度なくガチでレビューします。独自アンケート調査の結果を元に分析したJACリクルートメントを使ってハイクラス転職を達成する方法や転職成功者のデータも公開しているので参考になれば幸いです。...

3ヶ月以内にキャリアアップ転職を達成したい

この項目を参照すべき人

できるだけ早期に転職を決めたい

年収600万円以上のキャリアアップ転職を達成したい

ランスタッド

総合評価
3.75

提案力5.00 | 提案数2.50 | 転職サポートの質5.00 | 安心度2.50

ランスタッドの特徴

日本国内での知名度は低いものの、人材紹介会社としての規模はJACリクルートメントと同等

医療機器・診断機器・医薬品などのライフサイエンス業界に特化した部門がある

チャレンジングな案件を積極的に提案してくれるため年収の大幅アップを期待できる

ランスタッドは日本での知名度は低いですが、設立1960年で2023年には創業63年目を迎える転職エージェント界の老舗中の老舗です。全世界に拠点を構えるため外資に強く、S&P500企業やスタートアップ・ユニコーン企業など、ランスタッドしか扱っていない求人を常時200件以上保有しています。

ランスタッドは部門が上記の5業界に細分化されており、各業界の転職事情に精通した質の高いコンサルタントから両面型サポートを提供してもらえます。

ハイクラス転職専門の高級転職エージェントは現在の年収が500万円以上ないと相手にされないことが多いですが、ランスタッドは国内知名度が低く利用者も少ないため、年収が500万円に満たなくても転職サポートを受けられる可能性が高いです。

Sドラゴンの体験談メモ

取り扱い求人の質はJACリクルートメントと同程度で、年収600万円〜1,000万円以上です。

「ワークライフバランスを改善するためなら年収低下も受け入れる」

こんな要望に対して

「年収の低下は幸福度が必ず下がります。現職以上の年収を得られながらワークライフバランスを改善できる提案をさせてください」

このようなコメントを頂けました。

Sドラゴン
Sドラゴン
実際、未経験職や在宅勤務の求人を多数紹介してもらえましたし、未経験者の応募可否や在宅勤務の可否などを求人企業に積極的に確認してもらえました。

通常、ハイクラス求人は経験者しか応募させてもらえませんが、ランスタッドは求職者の希望を優先して未経験求人にも積極的にチャレンジさせてもらえます。

ただし、JACリクルートメントのような長期的な転職サポートは期待できないため、登録後の2〜3ヶ月が勝負です。

運営会社名 ランスタッド株式会社
設立 1980年8月
取扱求人 製薬メーカー、医療機器メーカー、体外診断薬メーカー、その他メディカル・ヘルスケア・ライフサイエンス企業求人全般
公式サイト https://www.randstad.co.jp/

リクルートダイレクトスカウト

総合評価
4.13

提案力4.50 | 提案数4.50 | 転職サポートの質4.50 | 安心度3.00

リクルートダイレクトスカウトの特徴

複数の転職エージェントからスカウトが届くため多くの提案を受けられる

求職者から優秀なヘッドハンターに逆オファーできる

ヘッドハンターのコネクションで自分専用のポストを用意してもらえる

転職エージェントは、JACリクルートメントやランスタッドのように転職サポートを1社単独で提供する企業型と複数社で求職者の情報を共有するデータベース(DB)型に分かれます。

転職エージェント タイプ
企業型とデータベース(DB)型のメリット・デメリット
メリット デメリット
企業型
  • 求職者の情報が社内で共有されるため同じ説明を何度も繰り返す必要がない
  • 転職をゴリ押しされるリスクが低い
  • 提案数が少ない
  • 正攻法しかない
DB型
  • 提案数が多い
  • ヘッドハンターのコネクションによる裏ルートがある
  • 転職サポートが複数社にまたがるため同じ説明を何度も繰り返すことになる
  • 転職をゴリ押しされるリスクが高い

※横にスクロールできます。

リクルートダイレクトスカウトはDB型転職エージェントであり、複数社から転職サポートを提供してもらえるため企業型より多くの提案を受けられます。

DB型転職エージェントは求職者がヘッドハンターを逆指名できる機能があるため、優秀なヘッドハンターを見つけて逆オファーすれば転職成功率を高められます。

Sドラゴンの体験談メモ

DB型転職エージェントは例えるなら車の一括見積もり査定。情報を登録すると多くの転職エージェントから連絡が来るため嬉しい反面、対応が面倒になることもあります。

Sドラゴン
Sドラゴン
理想は全員から話を聞いてい転職サポートを受けることですが、時間がなければ気になるヘッドハンターの話だけ聞けば良いと思います。

リクルートダイレクトスカウトに所属するヘッドハンターがユニークな点は、ヘッドハンター自身が求人企業と特別なコネクションを有していること。実際あったのが、話を聞いたヘッドハンターの前職が某医療機器メーカーのマネージャー職で、業界で顔がきくため独自に企業に交渉してポストを作ってもらえたことがありました。

JACリクルートメントやランスタッドは会社の看板で求人を入手していますが、リクルートダイレクトスカウトはヘッドハンターに求人が紐づくため、多くのヘッドハンターとやり取りすることで転職の選択肢が広がります。

ただし、リクルートダイレクトスカウトのヘッドハンターは所属(会社)が異なるため、ヘッドハンター間の情報共有は一切ありません。つまり、ヘッドハンターが変わると同じ質問を何度もされることになるため、だんだん対応が面倒になります。

運営会社名 株式会社リクルート
設立 2012年10月1日
取扱求人 製薬メーカー、医療機器メーカー、大外診断薬メーカー、その他メディカル・ヘルスケア・ライフサイエンス企業求人全般
公式サイト https://directscout.recruit.co.jp/

ビズリーチ

総合評価
3.50

提案力3.00 | 提案数3.00 | 転職サポートの質4.00 | 安心度4.00

ビズリーチの特徴

メディカル・ライフサイエンス業界の超ハイクラス求人が多数掲載されている

掲載求人に転職エージェントを介さず直接応募できる

求人企業からプラチナスカウトが届くと書類選考は免除、高い確率で採用してもらえる

製薬メーカー・体外診断薬メーカー・医療機器メーカー等のハイクラス求人は人気が集中して応募が殺到することを防ぐため転職エージェントを通して募集することが一般的であり、無料で利用できる転職サイトには掲載されません。一方、ビズリーチは登録時に独自の審査基準を設けているため会員(求職者)の質が無料の転職サイトよりはるかに高く、各種メーカー求人が多数掲載されています。

ビズリーチの最大のメリットは、製薬メーカー・体外診断薬メーカー・医療機器メーカー等のハイクラス求人に転職エージェントを介さず直接応募できること。

ビズリーチのサービス内容について

通常、各種メーカー求人等のハイクラス求人は転職エージェント経由で募集されるため、転職エージェントのメガネにかなわなければ応募すらできません。

一方、ビズリーチは登録時の審査と登録者課金が転職エージェントの役割を代替しているため、各種メーカー求人等のハイクラス求人が実名で公開されており、ビズリーチ会員は直接応募できます。

ただし、ハイクラス求人の情報を閲覧したり、直接応募するにはビズリーチの有料会員にならなくてはなりません。

ビズリーチの有料・無料会員の違い
会員種別 利用権限
無料会員 プラチナスカウトの閲覧・返信
・公募や特集求人への応募
・一般求人の検索・閲覧(企業名非公開)
有料会員

月額3,278円〜

全てのスカウトの閲覧/返信
・非公開求人を含む求人全ての閲覧/応募
・ヘッドハンター検索/閲覧

ハイクラス求人に直接応募できる権利を獲得できるものの、月額利用料が発生するため、求職者もある程度のコストを支払うことになります。

Sドラゴン
Sドラゴン
有料会員は登録後1週間無料で利用できたり、有料会員1ヶ月無料チケットが配布されることがあるため、転職を急いでいないなら無料で利用できる時が来るまで無料会員として登録しておくことがオススメです。

また、プラチナスカウトが届くと無料会員でも転職活動が実施できるため、無料会員でも転職活動は進みます。

プラチナスカウトとは、求人企業が『会いたい』と思う人材に送る面談・面接確約のメッセージです。受け取った時点で書類審査通過を意味しており、カジュアル面談等で業務内容・条件の折り合いがつけば内定が取得できるスカウトです。

Sドラゴン
Sドラゴン
プラチナスカウトは無料会員でも受け取れるため、プラチナスカウト狙いで無料会員としてビズリーチに登録しておくべきです。

Sドラゴンの体験談メモ

ビズリーチで積極的に転職活動をするなら有料会員になる必要がありますが、サブとして利用する程度なら無料会員でも十分です。

プラチナスカウトは大手有名企業から届くこともあるため、無料会員登録して待っているだけでも転職活動は進みます。

稀に配布される「有料会員1ヶ月無料チケット」を有効活用して、短期間で多くの企業に応募するのが最も効率的です。

運営会社名 株式会社ビズリーチ
設立 2007年3月
取扱求人 製薬メーカー、医療機器メーカー、体外診断薬メーカー、その他メディカル・ヘルスケア・ライフサイエンス企業求人全般
公式サイト https://www.bizreach.jp/

DODA(デューダ)

総合評価
4.38

提案力3.00 | 提案数5.00 | 転職サポートの質4.50 | 安心度5.00

DODAの特徴

人材紹介(転職エージェント)と求人掲載(転職サイト)を融合した転職サービス

人材紹介はキャリアアドバイザー・採用プロジェクト担当・他社ヘッドハンターの3種類のアプローチがある

提案数が他社より群を抜いている

転職支援サービスは、人材紹介(転職エージェント)と求人掲載(転職サイト)の2種類に分かれます。

転職エージェントと転職サイトの違い
転職エージェント 転職サイト
求人の数 少ない 多い
求人の質 厳選されている 変な案件も多く含まれる
求人の探し方 紹介してもらえる 自分で探す
企業情報の収集 内部事情も教えてもらえる 公表情報しか入手できない
応募書類の添削・面接対策 協力してくれる 一人でやる
日程調整・条件交渉 代行してくれる 一人でやる

転職エージェントと転職サイトには一長一短があり、本来なら目的別に使い分けが必要です。DODAは転職エージェントと転職サイトの両方のサービスを展開しているため、どちらのメリットも享受できる特徴があります。

転職エージェントには、提案数が多い分業型のキャリアアドバイザー、サポートの質が高い両面型の採用プロジェクト担当、他社ヘッドハンターからスカウトが届くパートナーエージェントの3種類があり、DODAに登録すれば全ての人材紹介サービスを受けられます。

DODAのサービス内容

上述の通りDODAは幅広い転職支援サービスを提供しており、提案数は他社よりもはるかに多いです。

転職エージェント別の提案数
転職エージェント 紹介求人数 利用期間
リクルートエージェント 555件 7ヶ月
DODA 1290件 7ヶ月
リクルートダイレクトスカウト 64件 7ヶ月
JACリクルートメント 8件 4ヶ月
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多くの選択肢から転職先を検討したい方はDODAの利用が最適です。
紹介求人は応募条件を満たす案件全を紹介されるためパーソナライズされていません。
運営会社名 パーソナルキャリア株式会社
設立 2007年
取扱求人 製薬メーカー、医療機器メーカー、体外診断薬メーカー、その他メディカル・ヘルスケア・ライフサイエンス企業求人全般
公式サイト https://doda.jp/
【DODA体験談レビュー】分業型&両面型エージェントの両方からサポートが受けれますこの記事はDODAの転職エージェントサービスを利用した体験談をベースにレビューしています。結論、DODAは分業型・両面型エージェントの両方からサポートを受けれる数少ない優良転職エージェントです。...

臨床検査技師の転職でよくある質問

  • Q1.エコー未経験者でも転職でエコー担当技師になれますか?
  • Q2.転職で年収をアップさせることはできますか?
  • Q3.転職エージェントは在職中でも利用できますか?
  • Q4.転職エージェントは相談だけでも利用できますか?
  • Q5.転職エージェントに転職サポートを断られることはありますか?
  • Q6.転職エージェント利用前に準備しておくことはありますか?
  • Q7.臨床検査技師からの転職でオススメの他職種にはどのような職種がありますか?

Q1.エコー未経験者でも転職でエコー担当技師になれますか?

エコー未経験者がエコー担当技師になれる転職は年齢とともに難しくなっていきます。年齢の区切りになるのは20代後半(25歳〜28歳)と30代中半(34歳〜36歳)です。

20代後半まではポテンシャルが重視されるため、エコー未経験でも転職しやすいといえます。スキルがあるに越したことはありませんが、仕事との向き合い方や、エコー検査への熱意を見られるケースが多いでしょう。

30代になるとエコー未経験者の転職は難しく感じますが、実際にはそうではなく、これまでの検体検査や生理機能検査のキャリアを転職先で活かせることをアピールしながらエコー検査を習得することができます。

しかし前述のとおり、35歳を超えてしまうと転職自体が難しくなるのが現実です。転職エージェントを利用しながら、培ってきたスキルをどのように活かせるのか考えてみてください。

Q2.転職で年収をアップさせることはできますか?

下表に示す通り、臨床検査技師の平均年収は20代で400万円台、30代で500万円台程度です。

臨床検査技師の年齢・男女別の年収(額面)
年齢 男性 女性
20-24歳 337万円 336万円
25-29歳 403万円 416万円
30-34歳 459万円 424万円
35-39歳 519万円 473万円
40-44歳 576万円 491万円
45-49歳 721万円 513万円
50-54歳 740万円 571万円
55-59歳 707万円 549万円

出典:厚生労働相「令和3年賃金構造基本統計調査」

臨床検査技師に転職したい方は現職との金額差を比べてみてください。

一方、他の医療機関に転職を検討されている臨床検査技師の方は転職で年収を大幅にアップさせることは難しいです。医療機関は下記の理由から経済的に余裕がある施設はごくわずかですし、そもそも医療法人は非営利型法人と呼ばれており、社会貢献を目的に存在しているため利益を従業員に還元する仕組みがありません。

  • 右肩上がりの医療費と健康保険料
  • 診療報酬のマイナス改定

つまり、現在臨床検査技師として勤務している方は営利企業の他職種に転職すれば年収を大幅にアップさせることができます。

臨床検査技師の年収アップ戦略の詳細は下記の記事で詳しく解説しているので、参考にしてください。

臨床検査技師 年収アップ
【34歳で年収750達成】年収アップしたい臨床検査技師は企業に行け!私は26歳で、私立大学卒の臨床検査技師です。 現在オンコールありの総合病院で働いていて年収は380万くらいです… やっていることは、メイ...

Q3.転職エージェントは在職中でも利用できますか?

もちろん利用できます。在職中であれば面談や電話連絡の時間帯も考慮してくれるため、勤務時間中にやりとりが発生することはありません。転職エージェントによっては休日でも対応してもらえる場合があるため、希望の日程を担当のキャリアアドバイザーに気軽に相談してみましょう。

Q4.転職エージェントは相談だけでも利用できますか?

利用できます。

  • 今の自分のキャリアでどんな企業に転職できるのか
  • 自分の理想条件に合致する企業はどの程度存在するか
  • 転職市場の動向調査

 

これらの情報収集が目的でも無料で情報を提供してもらえます。

Q5.転職エージェントに転職サポートを断られることはありますか?

転職エージェントは求職者からの申し出は全て受理しなければならないことが法律で定められています。

公共職業安定所、特定地方公共団体及び職業紹介事業者は、求職の申込みは全て受理しなければならない。ただし、その申込みの内容が法令に違反するときは、これを受理しないことができる。

出典:職業安定法第一章第五条の七

そのため転職サポートを拒否されることはありません。

ただし、あなたの経歴によっては現時点で紹介できる求人がないと言われるケースもあります。

Q6.転職エージェント利用前に準備しておくことはありますか?

転職エージェントは事前事業ではなくビジネスです。求職者は顧客であるのと同時にビジネスパートナーであることを忘れてはいけません。

この項目では、転職エージェントに「利益をもたらすことができる求職者」と理解してもらうための事前準備事項を2つご紹介します。

職務経歴書を作成しておく

1つ目の準備事項は職務経歴書の作成です。

職務経歴書とは、あなたの職歴を詳しく知るための書類のことで

  • 職務経歴
  • 保有スキル・資格
  • 自己PR

これらを体系的に知るための転職活動で最も重要な書類です。

通常、職務経歴書の作成は転職エージェントがサポートしてくれるとされていますが、予め作成しておくことのメリットが2つあります。

職歴の把握が容易で案件紹介までがスムーズ

転職エージェントは登録者の職歴や保有スキルを把握してから、紹介できる求人を探し始めます。通常、職歴や保有スキルの把握は転職エージェントとの初回面談でヒアリングされますが、あなたの生い立ちを話すことに1時間程度しかない面談時間の一部を使用するのはかなり非効率です。

Sドラゴン
Sドラゴン
初回面談は転職市場の動向や実際の案件情報の収集など、あなたが転職エージェントからヒアリングする時間にすべきです。

初回面談の時間を有意義なものにするためにも、転職エージェントからヒアリングされる時間を職務経歴書に落とし込んでおきましょう。

「デキる人材」であることをアピールして重点サポート対象になる

多くの求職者は「職務経歴書は転職エージェントに考えてもらえる」と理解しています。

上述していますが、職務経歴書は転職活動の今後を左右する最も重要な書類です。そんな大事な書類を他人任せにする時点で、多くの転職エージェントから「サポートする価値なし」の烙印が押されます。

一方、転職エージェントからの指示が無くても綺麗に整った職務経歴書を提出すれば、それだけで多くのライバルと差がつき重点サポート対象者にノミネートされ、多くの転職エージェントから手厚い転職サポートを提供してもらえます。

転職の目的・条件を明確化しておく

2つ目の事前準備事項は、「あなたが転職で何を達成したいのか」を明確に説明できるようにすることです。

転職エージェントはあなたの職歴・保有スキルとあなたが転職に求める条件を照らし合わせて紹介求人を探します。

経歴・保有スキルは書類からでも読み取れますが、あなたが転職に望むことはあなたしか説明ができません。

例えば

  • キャリアアップがしたい
  • 転勤なしの職場で働きたい
  • ワークライフバランスを改善したい
  • とにかく年収を高めたい

上記のような、転職の条件を明確に提示すればするほど、あなたの志向に合致する求人の紹介が受けられます。

一方で、

  • 転職でどうなりたいかが自分でも分からない
  • 本当の事を言うと馬鹿にされそうだから適当に誤魔化す

こんな事では転職エージェントが求人を紹介できませんし、紹介された求人があなたの理想とかけ離れてしまいます。

Sドラゴン
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転職の条件を明確化していなければ双方にとって時間の無駄になってしまいます。
  • 職務経歴書の事前作成
  • 転職の目的・条件の明確化

転職エージェントを利用する前に、必ず上記2点は準備しておいてください。

Sドラゴン
Sドラゴン
職務経歴書のサンプルを下記からダウンロードできますので、参考にしてください。

Q7.臨床検査技師からの転職でオススメの他職種にはどのような職種がありますか?

臨床検査技師から転職できる企業の他職種は医療系専門職です。医療系専門職のうち、臨床検査技師のキャリアを存分に活かせるオススメの職種は下記の6種類。

  • 治験コーディネーター
  • アプリケーションスペシャリスト
  • 研究開発職
  • 臨床開発モニター
  • メディカル・サイエンス・リエゾン
  • メディカルアフェアーズ

治験コーディネーター(CRC)

治験コーディネーター(Clinical Research Coordinator:CRC)とは、治験を進めるための各種調整業務・治験データ収集の補助を担う職種です。医療機関の関連部署、製薬会社、医薬品開発業務受託機構(CRO)など、調整先は多岐に渡るため治験を円滑に進めるに必要不可欠な存在です。

アプリケーションスペシャリスト(APS)

アプリケーションスペシャリストとは、医療機器メーカーのカスタマーサポート業務を行う職種です。カスタマーサポートは『装置』と『アプリケーション』に分かれますが、アプリケーションスペシャリストはアプリケーション関連のサポートを専門的に実施します。

研究開発職(R&D)

研究開発とは、研究によって得られた知識・技術を製品として世に出し事業化する職種です。今までにない新しい製品を生み出すイノベーティブな側面が強く、革新的なアイデアを製品化・実用化して自社の利益に貢献することが主なミッションです。

臨床開発モニター(CRA)

臨床開発モニター(Clinical Research Associate:CRA)とは、医療機関で実施する治験が治験実施計画書に基づいて適切に進められていることを製薬メーカーに代わりモニタリングする職種です。治験実施施設をサポートするCRCと協働して治験を円滑に進めることが主なミッションです。

メディカル・サイエンス・リエゾン(MSL)

メディカル・サイエンス・リエゾン(MSL)とは、医療機関の外部顧客(主に医師)との面談を通して医薬品の情報提供・情報収集を行う職種です。医師に対して医学・科学的なエビデンスや高度な専門知識をもとに医薬品の最新情報を提供し、臨床とのディスカッションを通して育薬に貢献します。

メディカル・アフェアーズ(MA)

メディカルアフェアーズ(MA)とは、製薬メーカーに所属する職種で、医療ニーズ(有効な治療方法がない疾患に対する医療ニーズ:アンメットメディカルニーズ)を踏まえたエビデンスの創出・発信・浸透を図るとともに、患者さんや医療関係者に取って有益な情報を提供し、国内外の治療の発展と治療成績向上に貢献することを目的として活動します。MSLやMRが収集してきた情報を元にメディカルプランを作成することがMAの主なミッションです。

これらの職種は、給料と休日が増えることはもちろん、臨床検査技師の検査の知識と経験を応用できて、応募できる求人も多いため、転職難易度が低くオススメです。

臨床検査技師の転職でオススメの6職種の具体的な業務内容や適性、やりがいは下記記事で詳しく解説しているので、参考にしてください。

臨床検査技師にオススメの企業の他職種6選
【臨床検査技師の転職先】企業の他職種おすすめランキング6選臨床検査技師から他職種に転職したい人必見!この記事は臨床検査技師専門キャリアアドバイザーが臨床検査技師から転職できる6つの他職種を年収・働きやすさ・やりがい・臨床検査技師との関連度を点数化して徹底的に比較検証した結果をランキング形式で発表しています。この記事を読めばあなたに最適な他職種が分かります。...

Q8.転職を後悔する理由にはどのようなものがありますか?

転職を後悔する原因の上位1位・2位は転職前後のイメージギャップです。

転職を後悔しないためにも、転職前の情報収集は入念に行ってください。