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始めに申し上げておきますが、医療機器メーカーのアプリケーションスペシャリストの仕事は医療機関勤務より圧倒的にキツい職種です。
長時間労働(休日出勤・深夜作業)
高ストレス
答えが存在しない問題への取り組み

アプリケーションスペシャリストはフィールドサポート業務のうち、営業・エンジニア管轄以外の業務を全て担当するため、業務が板につくまでは毎日遅くまで残業してタスクを完了しなければなりません。
アプリケーションスペシャリストはクレーム対応の最前線に立つことも多く、怒り心頭の顧客との折衝により精神を削られることもしばしば。
データトラブル対応では、昨今の医療機器は良くも悪くも『ブラックボックス化』しているため、トラブル発生時の装置内の状況の説明は推測の域を出ません。
アプリケーションスペシャリストになるために最も重要ことは『タイミング』と『ハート』です。
この記事では、未経験からアプリケーションスペシャリストになるための方法を『タイミング』『ハート』に分けて解説しています。
巷ではスキルや経験が必要、過去の実績が必要と噂されていますが、ぶっちゃけそんなことは二の次三の次。
折れない心と熱意があればスキル・経験なんて後からどうにでもなります。
お金が稼げるなら大抵のことは耐えられる!
こんなマインドをお持ちの方はノウハウよりもまずは行動あるのみ。
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すぐに行動に移すことに抵抗がある方は、本記事で現場の人間が求めている人材像を把握して、じっくり転職戦略を立ててください。
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アプリケーションスペシャリストになるために最も必要なものは『ハート』

アプリケーションスペシャリストとして企業に採用してもらうためにはアプリケーションスペシャリストになりたい明確な理由を持つ必要があります。
この理由を持たない人はアプリケーションスペシャリストに転職しても長続きしないからです。
例えば、下記のような転職理由だと採用される可能性は極めて低くなります。
今の職場より待遇がマシな職場に転職したい
楽して稼ぎたい
今の仕事より面白そうな仕事がした
フレックス制度・直行直帰・みなし残業代制度が導入されている企業に転職した
なぜ採用される可能性が低いのか?
現職から逃げるための転職や自身の欲望を満たすための転職は求職者の志の低さがレジュメや面談時の受け答えから垣間見えて、アプリケーションスペシャリストに対する熱量が少ないと判断されるからです。
アプリケーションスペシャリストに対する熱量が少ないとなぜダメなのか?
繁忙期になるとメンタルがやられてしまい、結果的にご自身・会社共に辛い目に遭うからです。
ケース①32歳中途社員Kさんの事例
Kさんは私が入社した1年後に某医療機関から転職してきました。
前職の退職理由は『軍隊のように働かされる毎日に嫌気がさした』とのこと。
Kさんがアプリケーションスペシャリストを目指したきっかけは転職エージェントから紹介されたため。アプリケーションスペシャリストを目指していたワケではなく、前職から転職するための手段としてアプリケーションスペシャリストを選びました。
Kさんは非常に頭の回転が早く、手先も器用で1年後にはマネージャーや営業からも頼りにされるほど驚くべき速さで成長しました。
しかし、そんな優秀なKさんは『帰宅時間が遅いこと』に常に不満を抱いており、度々『退職しようか悩んでいる』と相談を受けていました。
そんなKさんは繁忙期で深夜作業が多くなったある日、突然出社しなくなりました。
同僚やマネージャーからの連絡にも応答せず、ついには顔を見ることなく会社を去っていきました。
アプリケーションスペシャリストは自分の裁量ではどうすることもできないシチュエーション(業務)がよく発生します。
そんな状況は超優秀で普段の仕事は何の問題もなくこなせるハイスペックな人材のメンタルをもあっという間に削り取ります。
ケース②26歳新卒社員Mさんの事例
Mさんはイギリス生まれ・イギリス育ちの帰国子女で、大学では薬学部に進学し薬剤師免許を取得した超ハイスペックな新卒社員です。
海外育ちのため英語はペラペラ、肩書きだけ見ればグローバル企業が喉から手が出るほど欲しがる逸材です。
配属時の挨拶では『立派なアプリケーションスペシャリストになりたい』と宣言していましたが、実は薬事などのバックオフィスの仕事を志望していました。
そんなMさんは、高学歴のエリートだったこともあり大変プライドが高く、本来自分のやりたかったことができないことに不満を感じながらOJT期間を終えました。
側から見ても『やる気』を感じず、全ての業務に対して熱量がなくできてるつもりになっていたこともあり、いざ独り立ちした際、できないことが多すぎてパニックに陥り1ヶ月間の長期休養に入りました。
Mさんは1ヶ月間の長期休養を経て現場に復帰したものの、周囲からの信頼は低いようです。
1ヶ月間の長期休養を経て職場復帰したMさんですが、復帰後半年で退職されました。
一人前に育つまでに時間が掛かるのがアプリケーションスペシャリストの特徴。
せっかく時間とコストをかけて一人前に育てるのだから、多少のプレッシャーでは動じない(辞めない)人材を獲得したいと思うわけです。
アプリケーションスペシャリストになるには『タイミング』も重要

どれだけ熱意があっても、実際に求人と出会わなければアプリケーションスペシャリストには100%なれません。
アプリケーションスペシャリスト求人に出会う方法
良質なアプリケーションスペシャリスト求人と出会う方法としてよく言われるのが以下の2点。
転職サイトに登録すること
転職エージェントを利用すること
アプリケーションスペシャリスト求人に数多く出会うには転職市場に長く身を置き続けることが重要です。
アプリケーションスペシャリスト求人が募集されるタイミング
アプリケーションスペシャリストの求人が出るのは下記のどちらかのタイミングです。
事業を拡大する時
欠員が出た時
実は両者は求人を出している企業の規模や募集の背景が全く異なるんです。
事業を拡大する時
例えば、外資系ベンチャーやスタートアップ企業。
国内での認知度が低かったり、研究機関を対象とする製品を扱う企業では顧客となる医療機関の絶対数が少ないため、必然的に支店数や従業員の人数が少なくなります。
このような企業は、今後の市場の動向次第で売り上げが急速に伸びる可能性を秘めており、現状の従業員数ではリソース不足に陥ります。
採用枠が限られており、ハイスペック人材・経験者を優遇するため
研究機関を対象とする企業は、従業員自身の研究実績が問われるため
ハイスペック人材を定義付けることは難しいですが、実際の求人を見てみると以下のような条件が設定されていました。
- ビジネスレベルの英語力
- 生物学、遺伝学、または関連分野の学士号を取得し、2年以上の関連経験を有すること。
- 修士号または博士号を取得している
- 免疫学、再生医療学、生命科学の知識、研究経験を持っていること
入社のハードルが高い外資系ベンチャー/スタートアップ企業はアプリケーションスペシャリストの上級職ともいえます。
【高年収で働きやすい!?】外資系ベンチャー企業の全貌を紹介をチェックしてみてください。
外資系ベンチャー企業についてもう少し詳しく知りたい方は欠員が出たとき
欠員に伴う求人募集は会社の規模が大きく、全国の医療機関が顧客となる大手企業から出されることが多いです。
大手企業はシェアが安定しているため、外資系ベンチャーやスタートアップのように、今後売り上げが急激に伸びる可能性は低く、事業拡大に伴う人員補充は基本的にはありません。
業務量の急激な増加がないため、各拠点で採用できる人員数(定員)が決まっており、定員割れしない限り求人が出てこないことが特徴。
大手企業は支店数も多く、アプリケーションスペシャリストの求人が出る可能性が高いため。
在籍しているアプリケーションスペシャリストの人数が多く、未経験者を教育する環境が整っているため。
とはいえ、アプリケーションスペシャリストは難易度が高く狭き門ですし、求人がいつ出るかなんて誰にも分かりません。
数多くのチャンスに巡り合うためにも、常に転職市場に身を置き続けなくてはなりません。
転職市場に身を置き続ける方法は、転職エージェントに求職者として登録しておけばOKです。
アプリケーションスペシャリスト求人を多く紹介してくれる転職エージェントは【体験談】ヘルスケア業界に強いおすすめ転職エージェント5選で解説しているのでアプリケーションスペシャリストになりたい方は必ずチェックしておいてください。
アプリケーションスペシャリストになるには?未経験から転職する極意のまとめ
本記事の内容をまとめます。
- アプリケーションスペシャリストになるために最も必要なものは『ハート』
- アプリケーションスペシャリストに対する熱量が不足していると判断されると採用は難しい。
- 熱量が少ないと繁忙期にメンタルをやられる可能性が高い。
- 一人前に育てるためのコストを考慮すると、やる気があって長く勤める人材を採用する。
- アプリケーションスペシャリストになるには『タイミング』も重要
- 求人が出るタイミングは事業拡大または欠員の補充のどちらか。
- 未経験から転職できるのは可能性が高いのは欠員補充の場合。
- 欠員はいつ出るか不明なため、転職市場に長く身をおくことが重要。
アプリケーションスペシャリストへの求人は希少性が高く難易度も高いため転職は簡単ではありません。
しかし、転職できれば自身の成長とキャリアアップに繋がるためヘルスケア業界の中では個人的にはおすすめの職種です。
ぜひ、前向きに検討してみてください。
とはいえ、後悔しないためにも転職前の精査は必須。
求人票は信じるな!転職前の正しい情報収集のやり方と注意点を解説で転職前の情報収集の重要性と正確な情報を収集する方法を解説しているので、求人に応募する前にチェックすることを忘れないでください。