高年収
手厚い福利厚生
年間休日120日以上
スーパーフレックス
直行直帰
テレワーク・在宅勤務
ヘルスケア業界の医療機器メーカーに転職するとこんな特典が付くので、現職の待遇に不満がある方には特におすすめの転職先候補です。
とはいえ、営業はノルマがあって大変そうだし、エンジニアをできるほどの機械の知識もない。
こんな方の転職先候補に挙がるのがアプリケーションスペシャリスト。
どんな業務を担当するのか未知数で、転職活動を開始して初めて職種の存在を知った方も多いでしょう。
こちらは医療機器メーカーの営業の業務を解説している動画ですが、アプリケーションスペシャリストにも概ね該当しているので、まずはチェックしてみてください。

なんとなくアプリケーションスペシャリストの業務内容のイメージがついたところで今日の本題。
長時間労働(休日出勤・深夜作業)
高ストレス
答えが存在しない問題への取り組み
この記事前半では、アプリケーションスペシャリストが辛い・キツいと言われる3つの理由を具体例を交えながら解説し、後半では辛さ・キツさを低減させる方法をご紹介します。
お金を稼ぐためなら多少のことは目をつぶれるという方は、早速転職サイトなどでアプリケーションスペシャリスト求人を探してみてください。
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アプリケーションスペシャリストがキツい・辛い3つの理由

長時間労働(休日出勤。深夜作業)
高ストレス
答えが存在しない問題への取り組み
長時間労働
アプリケーションスペシャリストに限らず、ヘルスケア業界企業の多くは長時間労働が当たり前です。
主な理由は下記の通り。
顧客から日中のアポイント取得が難しい
大型医療機器の設置・デモは医療機関が休みの日に行うことが暗黙の了解
日常業務に支障が出るトラブルは解決するまで帰れない
みなし残業代制度で残業代が固定
顧客から日中のアポイント取得が難しい
当たり前ですが、医療機器メーカーの顧客は医療機関。
特に大型の医療機関では日中は患者対応・ルーチン検査に追われおり、業者の相手など到底できません。
作業内容にもよりますが、17時から業務を開始すると施設を出るのが19時頃、帰宅する頃には20時は余裕で過ぎています。
直行直帰(業務終了後は会社に寄らずにそのまま帰宅できる制度)制度が適用されるため、わざわざ帰社することはありませんが、作業報告書の作成やデータまとめなどは帰宅後に実施するケースもよくあります。
大型医療機器の設置・デモは医療機関が休みの日に行うことが暗黙の了解
検査機器などの大型医療機器は以下の理由から病院の診療が停止している休日に実施することが当たり前です。
医療機器の入れ替えに伴い、通常診療が停止するのを防ぐため。
大型医療機器の搬入を患者に見られないようにするため。
医師の診察は検査結果がなければ進みません。医療機器の入れ替えで通常診療が停止することは、病院経営陣が許してくれません。
医療機器を運び込む際に患者に見られることは余計なクレームの元。運搬中に患者と接触して事故を起こす可能性もゼロではないため、基本的には患者数が少ない休日に医療機器を運び込みます。
アプリケーションスペシャリストの業務(装置のセットアップ・デモ)はエンジニアの設置・調整が全て完了してから。
設置・調整が休日に実施されるため、必然的にアプリケーションスペシャリストの業務も休日になります。
日常業務に支障が出るトラブルは解決するまで帰れない
医療機器にトラブルは付き物。どの施設でもいつかは必ず発生します。
実はトラブルのほとんどは顧客起因(操作ミス)ですが、対応するのはメーカーの人間。正常動作の確認を取って顧客に引き渡します。
軽微なトラブルなら復旧にそこまで時間はかかりませんが、原因の特定が難しく復旧までに多大な時間を要する案件も紛れています。
そしてこれ。医師の診察は検査結果がなければ進みません。
つまり、翌日の診察が開始されるまでに何としても正常な検査結果を報告できる状態に復旧しなければなりません。
そのため、年に数回は深夜(徹夜)作業が発生します。
みなし残業代制度で残業代が固定
みなし残業代制度とは、毎月の残業時間に関わらず残業代を固定で支給してくれる制度です。

上図のように、40時間分の残業代が固定で支払われる場合は、月間の残業時間が40時間に達していなくても40時間分の残業代が支給されるため、働き方次第ではかなりお得になる制度です。
一方で、みなし残業代制度のデメリットは下記の2点です。
残業時間の報告がルーズになり会社が事実を把握し難くなる
生産性が落ちる
社員が残業時間を報告する主な理由は残業代を請求するため。みなし残業代制度の場合、残業時間の報告に関わらず固定で残業代が支給されるため社員は残業時間を適当に入力しがちになります。
とはいえ、会社は報告された残業時間を正しいものとして扱うため数字と事実にギャップが生まれることも。入社後に想定より残業時間が多い!というギャップはこのことが原因かもしれません。
また、時間を気にしなくて良いためダラダラ長時間労働をしてしまい、結果的に生産性が落ちるケースもあります。
高ストレス
どの業界でもストレスはかかりますが、ヘルスケア業界は特に強いストレスがかかります。
主な理由は下記の通り。
顧客となる医療機関は患者の命を扱っており指摘事項(クレーム)が厳しい
対顧客の業務のため期日が明確に定められている
顧客となる医療機関は患者の命を扱っており指摘事項(クレーム)が厳しい
医療機器から得られた患者情報は、治療方針や投薬状況を左右する要因の1つです。
もし得られた情報が間違っていたら、その後に決定する治療方針や投薬状況も全て間違った方向に進みかねません。
そのため、医療従事者は軽微なトラブルも見逃すわけにはいかず、原因解明を医療機器メーカー社員に要求します。
クレームの一次対応は営業やコールセンターが担いますが、実際に原因解明をするのはアプリケーションスペシャリストやエンジニアなどのフィールドサポート部隊。
対顧客の業務のため期日が明確に定められている
アプリケーションスペシャリストは担当施設の顧客からの要望や問い合わせに回答しなければなりません。
- 〇〇の学術使用を提供してほしい
- 自施設用のトレーニング資料を提供してほしい
- 〇〇の勉強会を開催してほしい
- 追加項目のデモをしてほしい
- 医療機器のデータ取りをしてほしい
各要望には『いつまでに完了させる』という具体的な期日が設けられており、期日までに完了しなければクレーム発生の原因になります。
問題なのは、これらの要望がどの施設からいつ発生するかがコントロールできないということです。

理想はタスクを1つずつ片付けられること。1つの業務に集中できるため業務フローがシンプルで余裕を持って業務をこなせます。
ところが、現実は複数のタスクが同時に発生するためマルチタスクが要求されます。同時進行とはいえ、各タスクの期日と重要度から優先順位を決めて取り組む必要がありますし、タスクはどんどん湧いて出てくるため、タスクに終われる余裕のない状態が続き慢性的にストレスがかかります。
答えが存在しない問題への取り組み
世の中にはどんな些細なことでも白黒はっきりさせたいというタイプの人間がいますが、医療機器を扱う医療従事者は責任感が強い人が多く、特にこのタイプの人間が多いです。
そのため、どんな些細なトラブルでも原因を特定して再発防止策を講じたいと考えます。
一方で、医療機器メーカーの社員は断定表現を嫌います。
断定した報告結果が事実と異なる場合、さらに炎上してしまうからです。
例えば、機器の故障でデータトラブルが発生したとします。
機器チェックの結果、パーツAが原因の可能性が高いと判断してパーツAを交換します。
翌日、再び機器の故障でデータトラブルが発生。再びの機器チェックで本当の原因はパーツBだったことが判明しました。
こんな事態に陥るとこの医療機器メーカーの信頼は地に落ちてしまい次回の機器更新の話は間違いなく無くなります。
こんな最悪の事態にならないためにも、医療機器メーカー社員は保険として
こんな言い回しになります。
どんなトラブルでも原因を100%断定はできませんし、むしろ原因不明のトラブルが大半です。
アプリケーションスペシャリストが辛い・キツいの解決策

アプリケーションスペシャリストのキツい・辛い解決する方法は2つです。
入社前に現場社員から生きた情報を取得する
研究機関を顧客に持つ医療機器メーカーを選ぶ
入社前に現場社員から正確な情報を取得する
長時間労働、休日出勤、深夜作業、残業時間の管理、顧客の質…
これらの事実に基づく正確な情報を事前に取得しておけば、入社後にキツい・辛いと感じることは少なくなります。
ただし、情報源として求人票は下記の理由から不適です。
求人票に記載されている休日出勤の有無・残業時間等の労働条件は『基本的には』であり、事実と乖離する可能性が高い
業務内容は採用担当者の情報に基づいて作成されており、実際の業務内容が詳細まで把握できない。
求人票は信じるな!転職前の正しい情報収集のやり方と注意点を解説で説明しているので求人に応募する前には必ずチェックしておいてください。 求人票以外の情報源から生きた情報を収集する方法は
研究機関を顧客に持つベンチャー企業に就職する
アプリケーションスペシャリストの業務が激務化する根本原因は顧客に時間が無いからです。
翌日までになんとしても装置を復旧させなければならないため、深夜作業を要求します。
休診期間で医療機器の入れ替えを完了させる必要があるため、休日出勤を要求します。
機器トラブルが再発して結果報告を遅延させたくないため、原因特定・再発防止策の提示を要求します。
医療機関の現場担当者に時間的な余裕が無いため、メーカー社員にしわ寄せが来ます。
ということは、時間に余裕がある顧客をターゲットにした製品を扱うメーカーに就職すれば上記のような被害を受ける可能性は低くなります。
具体的には、医療機関ではなく研究機関や一般企業向けの製品を扱っている国内外のベンチャー企業が挙げられます。
ただし、ベンチャー企業求人は希少性が高く出会える確率が低いため、応募するには普段から求人情報のモニタリングは必須です。
ヘルスケア業界の国内外ベンチャー企業はヘルスケア業界でその転職エージェントはNG-使うべき厳選5社で紹介している転職エージェントなら紹介してくれる可能性が高いです。
まとめ【辛いなら辞めればOK】アプリケーションスペシャリストになって年収・キャリアアップを実現しよう
アプリケーションスペシャリストは間違いなく激務です。体力・メンタルが強靭でなければ長続きしません。
とはいえアプリケーションスペシャリストになるとこんな良いことも。
医療機関勤務に比べて年収が大幅にアップする
『医療機器メーカー』というかなりインパクトのある経歴をゲットできる
アプリケーションスペシャリストが嫌になったら転職すれば良いのです。
医療機器メーカー勤務であなたの市場価値は爆上がりするため、次回の転職では選択肢が更に広がります。
この機会に短期目線ではなく、長期目線で自身のキャリアを見つめ直してはいかがでしょうか。