「メディコ」エージェントサービスの口コミ・評判は？使って分かった注意点と利用方法

以下の記事でエージェントサービスを提供してくれる臨床検査技師におすすめの転職サイトを紹介しています。参考にしてください。

【臨床検査技師が徹底比較】17社から目的別におすすめ転職サイトを厳選！臨床検査技師が実体験から厳選したおすすめ転職サイトを条件別にご紹介。キャリアアップやワークライフバランスの充実、職場環境改善など、理想の職場に出会うための転職サイトを目的別に比較し、最適な選択肢を提案します。...

この記事では、「メディコ」のエージェントサービス利用者の口コミ・評判と運営会社への独自インタビューや私が実際に利用した体験談をもとにメディコエージェントをレビューしています。

メディコのエージェントサービスを使ってみようか悩んでいる方、医療従事者に特化した転職支援サービスを受けてみたい方は参考にしてください。

時間がない方のために、メディコの概要が掴める記事のポイントを記載しておきます。

サービス開始直後は他サイトと比べると求人数が少ない印象でしたが、現在は大差はありません。

実際の従業員の口コミを元に求人を紹介してもらえるため、過去１年間の転職後定着率は95％超と業界最高水準です。

メディコの良い口コミ・評判

メディコ公式サイトに掲載されている口コミを分析したところ、以下の４つの対応に対する評価が特に高いことが分かりました。

迅速かつ丁寧な対応

利用者は、担当エージェントの迅速で丁寧な対応に対して高い評価をしています。これは、特に不安を抱える転職活動において、信頼と安心感を与える重要な要素です。

個別対応と細やかなサポート

担当エージェントが利用者の個々の状況やニーズに応じたサポートを提供している点が強調されています。特に、履歴書の添削、面接対策、心理的なサポート、進捗状況の報告などが具体的に挙げられています。

転職活動全般への包括的なサポート

転職活動に関わる多様な側面での支援が行われていることが明らかです。求人の紹介から履歴書の添削、企業とのコミュニケーションのサポートまで、トータルでのサポートが提供されています。

親身かつプロフェッショナルな対応

利用者はエージェントの親身な対応とプロフェッショナリズムを高く評価しています。これは、特に転職における不安や疑問を解消し、自信を持って次のステップに進むのに役立っているようです。

総じて、「メディコ」エージェントは迅速で丁寧なサービス、個別のニーズに応じた細やかなサポート、就職活動全般にわたる包括的な支援、親身かつプロフェッショナルな対応を通じて、利用者から高い評価を受けていることが分かります。

メディコの悪い口コミ・評判

2024年3月時点で、ネットやSNS上にネガティブな口コミはありません。

転職後の定着率が95％を超えていることや、一人ひとりに寄り添った丁寧なサポート、転職を無理強いしない点がユーザーから高い評価を受けているためだと思われます。

取り扱い求人が限定的

メディコエージェントは、一般的な転職エージェントと異なり求人対象が医療法人とクリニックに限定されています。臨床検査技師の職種に焦点を当てており、他の職種に関する転職支援は提供されていません。

医療分野における専門性と質の高いサービスを提供する一方で、他職種を目指す求職者にとっては選択肢が限られるという側面があります。

現実主義

メディコエージェントは売り上げに忖度しない姿勢を持っています。これは、求職者の無理な要望や現実的でない期待に対して、明確に「No」と回答するという形で表れています。このアプローチは、求職者に対して現実的な転職計画を促し、長期的なキャリア形成に役立つアドバイスを提供することを目的としています。

しかし、一方で、求職者が特定の条件や希望を強く持っている場合、その要望が受け入れられないことによるフラストレーションを感じる可能性もあります。

2024年3月ネガティブコメントを追記

あまりにも悪い口コミが見つからないので、運営会社にネガティブな口コミを有していないか直接確認しました。

評価の低い口コミを探しましたが、大変ありがたいことに臨床検査技師の方からは高評価のみをいただいており、社内にもデータがございませんでした。

運営会社担当者からのメール返信内容

メディコは本当に優良な転職エージェントなようです。

不満の声はあがっているものの、メディコの問題というよりは病院側の問題のような気がしました。

メディコってどんなサービス？

医療従事者のための転職サイト【メディコ】はglassdoorという海外のサイトを模倣して作成されました。

他サイトとの最大の違いは医療従事者の口コミ投稿サイトと求人サイトが融合している点。具体的には下記の３つのサービスを提供する医療従事者に特化した転職プラットフォームがメディコです。

医療従事者により投稿されたリアルな口コミの閲覧

実際にその医療機関で働いている現役従業員や、過去に勤めていたOB/OGが投稿する職場のリアルな口コミが掲載されています。

なお、口コミ・評判は、項目別に点数で評価する定量評価と医療従事者の体験談（口コミ）の定性評価の２種類があります。

なんでリアルな口コミが投稿されるの？

メディコで口コミを閲覧するには「メディコポイント」が必要です。この「メディコポイント」を貯める方法の１つが働いている/過去に働いていた医療機関の口コミを投稿すること。自施設の口コミを投稿することで他施設の口コミを閲覧できる仕組みのため、最新の情報が自動的にアップデートされていく仕組みです。

口コミ・評判を知りたい医療機関を選択して、「評判トップ」「口コミ」「年収・給与」のタブを切り替えることで情報が切り替わります。

評判トップを選択すると下図のようなレーダーチャート（定量評価）が表示されます。

「評判トップ」は以下の３つに分かれ病院の評価を数値化して表示してくれます。

総合評価と投稿者数

8つの評価項目すべてを合計して割った平均点数です。点数が高い病院ほど、その病院の職員や元職員から支持されている病院となります。
病院の評判をざっくり把握するにはまずこの総合評価を見ると良いでしょう。

８項目のレーダーチャート

8つの評価項目を設けており、それぞれの平均点数を表した図です。評価が高いほど円が大きくなり、その病院の特徴が分かります。 8つの評価項目は、「年収・給与」「教育研修・スキルアップ」「ワークライフバランス」「チーム医療」「職場の雰囲気」「施設・設備・機器」「上司・経営方針」です。

有給消化率・おすすめ度

「その病院で働いている職員がどれくらい有休を消化できているのか」 「この職場を友達に勧めたいと思っている職員・元職員はどれくらいいるのか」を表す指標です。 働きやすい職場なのかどうかを把握できる評価項目です。

ページトップのタブを「口コミ」に切り替えると、現場で働く医療従事者が投稿した口コミが表示されます。

口コミはカテゴリー別・職種別に抽出することができるため、目的の情報が素早く得られます。

「年収・給与」タブに切り替えると、給料や福利厚生など、お金に関する口コミ情報を閲覧できます。

求人が掲載されていれば「求人タブ」で求人情報をチェックすることもできます。

「面接」タブでは、過去に面接で質問された内容や、事前に対策しておくべき事項が掲載されます。

医療機関の求人掲載

口コミ・評判のページの「求人」タブからもアクセスできますが、メディコのサイトトップページでは、口コミ検索とは別に求人検索タブが設けられており、職種と地域を入力すれば条件に合致する病院求人を表示してくれます。

選択できる職種は、2024年1月現在では以下の５職種です。

検索結果では条件に合致する求人の総数と各求人がカードで表示されます。希望エリアが細く決まっているならエリアを更に絞ることも可能です。

求人カードをタップするとその求人に対するトピックス情報が表示されます。

トピックス情報を見て応募してみたくなったら、ページをスクロールして表示される「募集要項」を確認しましょう。

これらの情報をチェックしながら応募の意思を確認しましょう。

応募の意思が固まれば「応募する」をタップして、次ページで応募に必要な事項を入力します。

他に知りたい情報があれば「この求人について問い合わせる」をタップすることで、メディコの求人担当と連絡を取ることができます。

臨床検査技師・放射線技師の転職エージェントサービス

エージェントサービスに登録すると、業界専任のエージェントからあなたに合った求人を無料で提案してもらうことができます。

転職サイトと転職エージェントの違いは下表の通り。

	転職エージェント	転職サイト
求人数	少ない	多い
求人の質	厳選されている	変な案件も多く含まれる
求人の探し方	紹介してもらえる	自分で探す
職場情報の収集	内部事情も教えてもらえる	公表情報しか入手できない
応募書類の添削	協力してくれる	自分でやる
面接対策	協力してくれる	自分でやる
日程調整	代行してくれる	自分でやる
条件交渉	代行してくれる	自分でやる

転職は時間との戦い。優良求人は転職サイト掲載後1週間程度で募集が締め切られることがよくあります。

日常業務で求人情報の収集なんて頻繁にできないですよね。そんなあたなを助けてくれるのが転職エージェントです。

転職エージェントを利用すれば「年収を上げたい」「残業時間を減らしたい」など、1人1人に合わせて転職活動をプロがサポートしてくれます。

誰でも無料で利用できるサービスなので、ぜひエージェントサービスに登録して理想の職場に転職してください。

求人募集をしている施設からのダイレクトスカウト

メディコは他社と何が違う？サービス内容を徹底比較

メディコを運営するWILLCOは、2012年に誕生した会社で、現在は医療・法律の２つの領域で人材紹介サービスを展開しています。

”すべての働くを幸せに”というビジョンを社員全員が大切にしており、内定受諾や求人への応募を無理強いせず、求職者の人生を一番に考えています。

ノルマがなく転職を強要されない

これらは他転職エージェント利用者から聞いた不満の声です。

転職エージェントは紹介した求職者が採用されたら報酬が得られる成功報酬のため、利益重視の転職エージェントは求職者の希望を無視して強引に転職を進めるケースがあります。

メディコを運営する株式会社WILLCOは、医療業界に特化した人材紹介サービスの「medicoエージェン」と法律業界に特化した人材紹介サービス「LEGAL JOB BOARD」という事業を展開しています。「medicoエージェント」の他にも事業の柱を有しており、利益重視の他エージェントとは社風が異なります。

医療系では珍しい「両面型」スタイルを採用

転職エージェントには、求職者担当と採用側担当が別々の「分業型」と求職者と採用側をひとりのエージェントが担当する「両面型」の２種類があります。

両面型エージェントは求職者⇆採用側のミスマッチが少なくなり、双方にメリットがある転職の機会を提供してくれます。

medicoエージェントは後者。求職者に対してはヒアリング〜アフターフォローまで、医療機関・企業といった採用側（人事採用担当の方・医療現場の方）に対しては、応募〜入社後のフォローまで一人のエージェントが担当します。

全ての情報をオープンにする正真正銘のホワイト企業

説明するより、実際見てもらう方が早いと思います。

メディコの運営会社WILLCO企業サイト

レバウェル医療技師運営会社レバレジーズメディカルケア企業サイト

誰がどんな想いで設立した会社で、誰のためサービスで、サービスを通して何を達成したいか。両者を見比べれば一目瞭然です。

残念ながら、多くの転職支援サービスは求職者を「商品」として扱いお金儲けすることが目的です。そんな中、WILLCOは求職者を「ヒト」として見てくれて最後まで寄り添ってくれる数少ない「本当」の人材紹介会社です。

働く人の幸せを心から応援してくれる企業とお金儲けだけが目的の企業。

運営者情報

求人数	公開：3,325件 非公開：あり ※2023年10月15日時点
取り扱い職種	医療法人、クリニック、検診施設、CRC、検査センター、胚培養士、医療機器メーカー、動物検体検査、ヘルスケア企業
対応地域	東京、大阪、名古屋、福岡など全国
雇用形態	常勤／非常勤
サイトの種類	口コミサイト併設の転職サイト ※サイト内にエージェントサービスあり
拠点	東京
面談方法	登録：オンライン 連絡方法：電話／メール／LINE
運営会社	株式会社WILLCO
公式ホームページ	https://medi-co.jp/

メディコ利用時の2つの注意点

掲載求人の職種が限定的

現在取り扱いがある職種は臨床検査技師、臨床工学技士、放射線技師で、取り扱い医療機関は医療法人とクリニックです。今後、看護師求人が強化される予定です。

CRCやCRO、メーカー求人の扱いがないため、現時点ではキャリアチェンジを検討されている方のニーズは満たせません。

全ての医療機関の口コミが掲載されているワケではない

メディコは医療職以外にも事務や経理など医療機関に務める全ての職種からの口コミ投稿を受け付けています。そのため、口コミは比較的集まりやすい特徴がありますが、全国の全ての医療機関の口コミが投稿されているワケではありません。

口コミの評価が良い医療機関に転職する方針であれば特に問題ありませんが、転職したい医療機関が決まっている場合は、目的施設の口コミ情報が得られない可能性があります。

メディコ登録後の流れ

会員登録

まずはメディコに会員登録します。スマホからでも簡単に登録できるため、仕事の休憩時間でも登録できます。

エージェントサービスを利用する場合は「無料会員登録」をタップ

求人を自分で探したい方は「サイト非公開の求人を見る」をタップ

電話でのヒアリング

会員登録が完了すると、担当者からヒアリングの電話連絡があります。

事前準備は特に必要ありません。今までの経歴や転職に関する希望を質問されるので、素直な気持ちで回答していきます。

求人紹介

メディコが扱っている求人の中で、採用側の人材像とあなたの希望や条件にマッチしそうな求人をピックアップしてもらいます。

該当する求人がなければ、あなたにマッチしそうな新たな求人を探して、その求人を出している採用側へ営業の電話連絡をしてもらえます。

紹介求人に対する感想報告

求人に対する感想を電話やLINEで報告します。

送られてきた求人に興味が持てたのか、持てなかったのかを回答したり、エージェントとして文章だと伝わりづらい部分の説明をしたりして、その上で気になる求人があった場合は、見学や面接を勧められます。

全く気になる求人がなかった場合は、その原因を一緒に探り、リサーチの精度を上げていきます。

求人応募

転職エージェント側では、あなたの情報を匿名の状態にしてキャリアシートを作成します。

キャリアシートは経歴や人柄など、あなたの魅力が伝わるような文章を作成してアピールしてもらうためのツールです。

このキャリアシートを作成するにあたり重要なのが、初回の電話ヒアリングです。

採用側は、経験以外に人柄なども重視しているので、そういった部分もキャリアシートに記載できるように、内容の濃いヒアリング・回答が重要です。

キャリアシートを送った後は、採用担当者に面接可否の確認をしてもらいます。ここで書類選考が通過できた場合はそのまま面接の日程調整に入ります。

面接対策

面接の前に、オンラインによる面接対策や履歴書・職務経歴書の添削を行ってもらいます。

面接対策では、質問への受け答えだけではなく、改めて“転職の軸”や“希望の深堀り”を行い『自分自身のキャリアと、そのための優先順位や方向性』などをあなたと一緒に考えてもらいます。

医療従事者の中には、職業柄スーツを持っていなかったり、履歴書・職務経歴書などの書類を作成したことがなかったり、新卒時の面接は雑談ベースの会話のみ、かつ1施設しか受けなかったという方も多く、「面接で何を話せばよいか分からない」といった方も少なくありません。そのため、面接前のこのような準備は面接通過率を上げるために非常に大切です。

履歴書や服装、面接での話し方という部分は準備をすれば補える部分であり、あなたの人柄や経験とは関係ない部分です。そのような部分で面接に落とされてしまっては勿体ないですよね。

その点をしっかりとメディコエージェントがサポートしてくれます。

面接同行

遠方じゃない限りは、対面での面接になります。

エージェントも、採用担当の方への挨拶や面接でのサポートをするために同行してくれることが多いです。コロナ禍以降、同行できない場合もありますが、可能な限り同行するようにしています。

面接後は感想を聞き、最終的な意向確認されます。

あなたに入職の意志がある場合は、採用担当の方に対しても感触を確認すると同時に「面接を通じて志望度が上がり、入職したいお気持ちがある」という意思を伝えてもらい内定獲得率が上がるようにサポートしてもらえます。

採用結果通知

採用担当の方に採否を確認してもらい、結果をあなたに伝えます。

不採用の場合や、内定となってもあなたが辞退する場合は、引き続き求人リサーチし、マッチする求人を探してもらえます。

内定となった場合は、給与や勤務時間などが記載された労働条件通知書を採用側に出してもらい、あなたの希望とのすり合わせを行いつつ、内定を受諾するか否かをあなたが決断します。

まとめ：医療系転職ならメディコエージェント一択でOK

サービス開始直後は他サイトと比べると求人数が少ない印象でしたが、現在は大差はありません。

実際の従業員の口コミを元に求人を紹介してもらえるため、過去１年間の転職後定着率は95％超と業界最高水準です。