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サービスエンジニアとは、医療機器メーカーのフィールドプレーヤー(外勤者)に属する職種で、営業・アプリケーションスペシャリストと協働して既存顧客をサポートするカスタマーサポート部隊です。
医療機器メーカー全体のQ&Aは【転職前に必読!】ヘルスケア業界の医療機器メーカーQ&Aで解説しているのでこちらもぜひチェックしてください。
仕事内容
既存顧客のオペレーションをサポート
アプリケーションスペシャリスト、コールセンターと連携してサービスエンジニア単独で定期点検の実施
医療機器の修理・調整・点検
医療機器の機器チェック、破損部品の交換、交換後の位置調整、装置の定期点検を実施します。
ソフトウェアのバージョンアップ
医療機器はバグ取り目的で定期的にソフトウェアのバージョンアップがあります。ソフトウェアのバージョンアップは装置の動作に大きく影響するため、基本的には機械に詳しいエンジニア対応になります。
在庫管理業務
定期点検で必要ば部品の確保、緊急修理で持ち出した在庫パーツの補充を担当します。欠品は論外ですが在庫過多にならないように使用状況を常にモニタリングします。
営業職が企業の花形ならフィールドエンジニアは縁の下の力持ち。医療機器の安定稼働には必要不可欠な存在です。
ノルマの有無
フィールドエンジニアは営業とは異なる職種です。
そのため、売り上げのノルマは課されません。
しかし、会社から顧客サポートにまつわる行動指標が課されることがあり、未達の場合は給料の査定にも影響するため、これらはノルマに該当します。
担当施設を訪問した月間の回数
顧客からの問い合わせ対応の件数
修理の出動件数
在庫管理
医療機器メーカーでは毎年個人目標を設定しますが、定量的に評価できる項目を設定するので、上記のような項目が対象になりやすいです。
月収・年収1000万円達成できる?
年収は500万円〜800万円程度です。
年収の金額は会社で定められている給与規定に準じており、年功序列ではなく実力(グレード・等級)に応じて変動します。
グレード・等級は毎年行われる人事評価の査定により昇降しますが、滅多なことをしない限り年収が下がることはありません。
月収は手取りで30〜50万円程度です。
年収1000万円の可能性はプレーヤーのままでは難しいですが、マネージャーなどの管理職に昇格すれば達成可能です。
医療機器メーカーの年収事情を詳しく知りたい方はアプリケーションスペシャリストは稼げる?医療機器メーカーの年収の決め方を解説をチェックしてみてください。
未経験・資格・英語力
サービスエンジニアの業務に特別な資格は不要ですが、理系バックグランドでネットワーク、電気、機械の知識を有していなければ応募ができない企業が多いです。
英語力は入社する企業が外資の場合は最低でも読める能力が必要です。
外資系企業の場合ユーザーマニュアル等は日本語ですが、装置の流路図や構成図、プログラムなどメカニックな内容は日本語化されていないことが多いです。
サービスエンジニアはそれらのメカニックな文書を読みながら作業することになるため、英語を読めなければ仕事になりません。
サービスエンジニアの採用は顧客対応の経験を持つ方が有利ですが、人手が不足していることが多いため未経験でも採用される可能性は十分あります。
働き方・働きやすさ・ワークライフバランス
サービスエンジニアが所属する医療機器メーカーは働きやすい職場が多いです。
フレックスタイム:始業時間・就業時間を自分で自由にコントロールできる。
直行直帰:自宅から直接施設に向かってOK、業務終了後も自宅に直接帰ってOK。
テレワーク:会社からPCやスマホが貸与されるため、どこで働いてもOKです。
社用車:移動は車でOK。一人1台社用車が貸与されることも。高速道路も会社費用負担で乗り放題。
やることさえやっておけば時間に縛られることがないので、他職種と比べるとはるかに自由度が増します。
社用車があるので移動はストレスフリーですし、荷物の運搬にも困りません。
また、フレックスタイムを活用すれば平日でも市役所に行ったりと自分の時間を作れるので、ワークライフバランスも整えやすいです。
ただし、緊急修理時などは部品を取りに会社に行くことになるため、自宅から会社を経由して施設に向かうことになります。(もちろん帰りは直帰でOKです)
転勤の有無とタイミング・拒否できる?
会社員なので転勤はあり得ますし、辞令が出たら断ることはできません。
特に、母体が大きな企業ほど支店の数が多く転勤の可能性も高くなります。
タイミングは1つの支店で3〜5年勤務したら転勤の辞令が出てもおかしくありません。
もしくは、優秀な成績をあげてより市場規模が大きな地域(忙しい地域)に栄転になることもあります。
反対に、業績不振や粗悪な行動が目立つ場合は島流し(地方に転勤)に合うこともあります。
サービスエンジニアは交通ルールにルーズになりがちなので、違反過多者は交通量が少ない地方に飛ばされることになります。
ただし、企業によっては『地域限定制度』を設けていることもあり、年収が数%カットされる条件で転勤を免れる制度があったりします。
キャリアプラン・キャリアパス
サービスエンジニアのキャリアプランは主に以下の4つです。
フィールドプレーヤーのまま居続ける
マネージャーになる
同企業内の他職種に職種変更する
他企業のサービスエンジニアに転職する
体力が許すなら、フィールドプレーヤーで居続けることも可能です。実際、50代のプレーヤーも多数在籍しているので、全く問題はありません。
その他にも、マネージャーになって管理業務に従事することや、社内公募制度を利用して職種変更する道もあるため、サービスエンジニアのキャリアパスは選択肢が多いです。
また、大手医療機器メーカーに勤めているならベンチャー企業に転職するのも1つです。
特に外資系ベンチャー企業は少数精鋭で業務のレベルも高いため、現職に不満を抱えているなら選択肢の候補になります。
楽しさ・やりがい・メリット
自分の頑張り次第で大幅に年収がアップできる
スケジュール管理が自由なのでライフワークバランスが整えやすい
ロジカルシンキングが板について思考力が向上する
医療機器メーカーは病院みたいな年功序列ではなく成果主義です。
そのため、自身の年収は年齢・勤続年数ではなく実力・成果・成績に応じて昇降します。
サービスエンジニアが評価をあげる方法は、上司から依頼・指示されたことを期日までに終わらせること。それだけやっていれば毎年年収が勝手に上がります。
点検の日程調整などの業務コントロールを全て自分の采配で決めれるため、休みたい日は休む、働く日は働く、みたいにメリハリをつけれるのも医療機関勤務と比べるとメリットといえます。
医療機器の修理は、経験則などの主観ではなく、装置から得られたデータ等の客観的要素から原因部位を紐解いていきます。
そのためデータ収集⇨仮説⇨作業⇨確認を繰り返して、論理的に行動する能力が身に付きます。
きつい・大変・ツラい・デメリット
医療機器メーカーのサービスエンジニアが辛い・キツいと言われる理由は主に以下の3点。
長時間労働(休日出勤・深夜作業)
緊急出動
慢性的な人手不足
繁忙期は医療機器の設置が増えるため、どうしても休日出勤が多くなり長時間労働になりがち。稀ですが、顧客によっては通常の設置時間の半分で作業を終えるよう指示されることもあるため、その場合は夜通し作業することになります。
また、緊急修理要員は待機当番制なので、基本的に緊急修理で自分の予定が狂うことはありませんが、同じ日に複数施設から緊急修理の要請があると予定変更する場合もあります。
自分に白羽の矢が立った場合は、予定変更のため顧客に謝罪して改めて日程調整をして、緊急修理に必要な情報を収集して、部品を会社に取りに行って、施設に向かうことになるためかならストレスです。
また、サービスエンジニア職は慢性的に人手が不足しています。営業が新規案件をどんどん獲得しても人員の補充が認められなかったり、補充があったとしても新人など即戦力にならない人材が来たりするため、緊急修理が多発すると過重労働になりがちです。
求められる人材・向いてる人
機械を触る作業が好き・得意な人
人と接することが好きな人(苦手ではない人)
報告・連絡・相談が徹底できる人
サービスエンジニアの業務の大半は機械のお守りです。
そのため、機械を触ることが好きでなければ長く続けられません。
また、意外かもしれませんが、サービスエンジニアは人と接することも多い職種です。
修理・点検時の作業内容の説明や報告、電話口での日程調整、場合によっては医療機器の簡易的な操作トレーニングを行うこともあるかもしれません。
最低限のコミュニケーションスキルは必要です。
修理状況の他部署への共有もエンジニアの重要な業務の1つです。
特に担当営業は装置が復旧するまでは気が気ではないため、作業の合間で進捗を報告できる人材が喜ばれます。
女性でも活躍できる?
工業系高校に女性が少ないように、女性のフィールドエンジニアはかなり稀です。
というか、今まででみたことがありません。
やはり、重たい荷物や大きな装置を扱う職種柄、女性では体力的に厳しいのかもしれません。
サービスエンジニアに転職する方法
医療機器メーカーの求人ページから応募する
求人サイトから応募する
転職エージェント経由で応募する
医療機器メーカー社員に紹介してもらう
この4つがあります。
4つ目の医療機器メーカー社員に紹介してもらうが1番簡単でラクに転職できる方法ですが、知り合いにメーカー社員がいなければ使えません。
最もおすすめなのは転職エージェント経由で応募する、です。
求人サイトや自社の求人ページからの応募は数が多くなるためどうしても学歴などでフィルターをかけることになり、選考のステージに乗れません。
そのため、学歴が低い人材にとっては不利な応募方法です。
一方、転職エージェント経由なら企業側は『転職エージェントが目利きした人材』と評価するため最低でも選考のステージに乗れます。
選考のステージにさえ乗ってしまえば、学歴は度外視で純粋にポテンシャルで評価されるため低学歴者でも高学歴者と対等に戦えます。
サービスエンジニアが所属する医療機器メーカーはヘルスケア業界・医療業界の企業です。
そのため、ヘルスケア業界・医療業界の転職に強い転職エージェントを利用することがサービスエンジニアへ転職するためのコツです。
- DODA
- ビズリーチ
- JACリクルートメント
JACリクルートメント

JACリクルートメントは管理職・エグゼクティブ・スペシャリスト等のハイクラス求人を専門に扱う高級転職エージェントです。
扱う求人はどれも年収600万円〜1500万円の高年収・高待遇なものばかりなので、登録しないのと非常にもったいない転職エージェントです。
- JACリクルートメントの特徴
- 管理職・エグゼクティブ・専門職などのハイクラス求人に特化
- 国内外に34の拠点を設置|全世界のハイクラス求人をカバー
- 両面型エージェント国内規模No.1|部門細分化によるハイレベルで長期的なサポート
- JACリクルートメントの利用がおすすめな人
- 専門性の高いスキルを持っており未経験分野への転職は考えていない
- 質の高い求人だけに絞って紹介してもらいたい(量より質)
- 長期的にキャリアの相談がしたい
JACリクルートメントをおすすめする理由
JACリクルートメントは大手・ベンチャー・外資・日系問わず、多くのアプリケーションスペシャリスト求人を取り扱っているからです。
上述の通り、JACリクルートメントは管理職・エグゼクティブ・専門職など扱う求人が限定的です。
そのため求人数が少なく使える方も限られますが、サポートしてくれるコンサルタントはよく訓練されていて、他社よりも圧倒的に質が高いので、転職エージェントの利用に不安がある方でも安心してサポートを任せられます。
DODA(デューダ)

DODAは自社サービスだけでなく、他社のヘッドハンターからも転職サポートが受けれる転職エージェントです。
キャリアアドバイザーによる分業型サポート
採用プロジェクト担当による両面型サポート
分業型 | 両面型 | |
求職者と企業の担当者 |
企業と求職者で担当が異なる |
同じコンサルタントが担当 |
担当コンサルタントの人数 | 基本的には1名 | 複数 |
紹介案件数 | 多い | 少ない |
企業への精通度 | 低い | 高い |
紹介求人のクラス | ミドルクラス求人以下 | ハイクラス求人 |
利用が向いてる人 | 年収より選択肢の多さ(求人数)を重視する人 | 求人数より高年収・専門性の高さを重視する人 |
分業型タイプ
企業と求職者の担当者がそれぞれ異なる。求人数を多く獲得できるメリットがある一方で、求職者担当の企業理解が乏しいケースが多い。求人の質より量を重視する転職エージェントが採用している方式。
両面型タイプ
企業と求職者をひとりのコンサルタントが担当する。ひとりのコンサルタントから紹介される求人数は限られているが、企業ニーズを詳細まで掴んでいるため質の高いサポートが受けられる。求人の量より質を重視する転職エージェントが採用している方式。
- DODAの特徴
- 自社両面型タイプ・自社分業型タイプ・他社の3種類のサポートが受けれるため紹介求人数が多い
- 『レジュメビルダー』を使って無料で職務経歴書が作成できる
- ヘルスケア業界のハイクラス求人と他業界のミドルクラス求人の両方を紹介してもらえる
- DODAの利用がおすすめな人
- ヘルスケア業界に限らず多くの選択肢の中から転職先を検討したい
- 自分でも求人を検索したい
- 転職を急いでいる
DODAをおすすめする理由
DODAをおすすめする理由はほぼ間違いなく転職エージェントサービスが受けられるため。
これは転職エージェントが無料で使える理由と関係するんですが、無料で手厚いサポートを提供してくれる理由は、転職エージェントの紹介で転職が決定したら転職エージェントは採用企業から採用者の年収の30%〜200%を成功報酬として受け取れるからです。
年収提示金額が550万円の企業から内定をもらえたら、転職エージェントは165万円〜1100万円を受け取れることになります。
つまり、転職先での提示年収が高く、かつ採用される可能性が高い人材を優先的に選ぶ方が転職エージェントは儲かりやすくなるということです。
ヘルスケア業界に特化した転職エージェントは特にこの傾向が強く、現職の年収が最低でも500万円程度なければ相手にしてくれません。
一方、DODAは会社の規模が大きいため利益よりも求職者を優先的に考えてくれるため、登録すればほぼ間違いなく転職エージェントサービスが受けれるんですよ。
転職活動をはじめるならJACリクルートメントと同時に登録しておくべき転職エージェントです。
ビズリーチ

ビズリーチは即戦力人材に特化した人材プラットフォームで、企業が条件にあった人材に直接アプローチして採用する『ダイレクトリクルーティング』を実現した人材データベースです。
- ビズリーチの特徴
- 求人企業・ヘッドハンター・求職者が対等な立場で転職活動を進められる
- 企業の採用担当者から良質なダイレクトオファーが届く
- 総勢5132名(※2022年5月11日現在)のヘッドハンターからスカウトの可能性あり
- ビズリーチの利用がおすすめな人
- 企業の採用担当者から直接オファーが欲しい
- 複数のヘッドハンターから多面的にサポートを受けたい
- 優秀なヘッドハンターを逆指名したい
ビズリーチをおすすめする理由
ビズリーチをおすすめする理由は、現職の年収ではなくポテンシャルで採用してもらえるため。
転職エージェントは『転職エージェント経由で内定者が出た場合、成功報酬として内定者の年収の30〜200%が企業から支払われる』というビジネスモデルのため、ポテンシャルより現職の年収で登録者をふるいにかける年収フィルターが発動します。
一方、ビズリーチではダイレクトリクルーティングにより企業の人事担当から直接オファーが届くため、年収フィルターが発動することがなく、純粋にポテンシャルで登録者を評価してくれます。
会員種別 | 利用権限 |
無料会員 | ・プラチナスカウトの閲覧・返信 ・公募や特集求人への応募 ・一般求人の検索・閲覧(企業名非公開) |
有料会員 | ・全てのスカウトの閲覧/返信 ・非公開求人を含む求人全ての閲覧/応募 ・ヘッドハンター検索/閲覧 |
また、有料会員はビズリーチ登録時の審査により決定したステージに応じて月額料金が変わります。
会員ランク | 利用権限 |
タレント会員 | ・月額3,278円(税込)/30日 ・年収1000万円以上の一般求人:応募不可 ・ハイクラス専門ヘッドハンター:相談不可 |
ハイクラス会員 | ・月額5,478円(税込)/30日 ・全ての一般求人に応募可能 ・全てのヘッドハンターに相談可能 |
企業からのオファーは無料会員でも閲覧・返信できるプラチナスカウトなので、ダイレクトオファーが目的なら無料会員で十分です。