- プレゼンに拒否反応を示している人が、プレゼン好きになれる本を紹介します。
プレゼンに拒否反応を示す理由は、単純にこれまで正しいプレゼンの勉強をしてこなかったからです。
断言します。プレゼンは正しく勉強すれば誰でも上達します。
今回は、プレゼン業務に苦手意識を持っていたのに、苦手を克服して得意な業務にできた私が、プレゼン力向上のために読んた本をご紹介します。
01.人前で話す極意:鴨頭 嘉人
これまでの常識が覆される!人前で話すためのコツが集約された本。
年間330講演をこなすプロの講演家がスピーチのコツをわかりやすいく解説してくれます。
人前で話すことが苦手なのは、今まで誰も正しい手法を教えてくれなかったからと前置きをしつつ、学べば誰でも必ず変われると断言されています。
プレゼンというよりも、パブリックスピーチのための解説書です。
こんなツッコミが聞こえてきそうですが、私の経験上、パブリックスピーチが上達しなければ、相手に刺さるプレゼンは絶対にできません。
プレゼン用の資料は、話の内容を相手に理解してもらいやすくするための補助ツールです。
はっきり言って、そんなプレゼンは資料を配布すれば良いだけの話で、聞いてても面白くないし聞く価値がありません。
プレゼン資料を自分用の巨大なカンニングペーパーにすることは絶対に避けるべきです。
本書はプレゼンで最も大切なのは「自分の話し方と話す内容」であることを気づかせてくれて、その後の自分のプレゼン手法を大きく変えてくれた1冊です。
【本書の内容の一例】
- 人前に立って話をすると緊張して手足が震えて、頭が真っ白になってしまいます。緊張しない秘訣はありますか?
- 人前で話をするとき、どこを見て話をするのが良いですか?
- PowerPointに書いてある内容を話しても聞き手が退屈に感じてしまいます。PowerPoint資料とプレゼンテーションの内容はどの程度違うとよいなどのコツはありますか?
02.堀江貴文のゼロをイチにするすごいプレゼン:堀江貴文
従来の型にはまらない!実績がある人の説得力はさすがです。
プレゼンを成功させるためのノウハウを心得編、準備編、スライド編、実践編の4章に分けて実業家の堀江貴文氏(ホリエモン)が解説してくれます。
自分はこのプレゼンで誰に何を一番伝えたいのか?プレゼンを成功させるためには何を準備すれば良いのか?堀江さんの「プレゼンHow To」が詰まった実用書です。
私自身、プレゼンが成功したか・失敗したかをプレゼン終了直後にレビューしていることがありました。
実はこんなレビュー、全く意味がありません。
プレゼンの真の目的は「相手に気持ちが伝わり、理解してもらえて、最終的に「イエス」を引き出すことです。
どんなにプレゼンが下手だったとしても、こちらが伝えたいことを確実に伝えて「イエス」さえもらえれば大成功です。
本書はプレゼンを行う真の目的が何なのか、このことを改めて気づかせてくれた1冊です。
【本書の内容】
- なんのためにプレゼンするのか?
- 「プレゼン」構成を考える
- パワポなんか使うな
- 聴衆の心をガッチリつかめ
- ゼロをイチにしたその先にあるもの
03.伝え方が9割:佐々木 圭一
自分の想いを素直に伝えるだけでは目的は達成できません!
- 「ノー」を「イエス」に変えるための伝え方にはシンプルな技術があること
- 相手の行動を変えるための「感動的なコトバ」は作ることができること
これらを一流のコピーライターである佐々木さんがご自身が過去に体験されたことをベースに具体例を提示しながらわかりやすく解説してくれます。
自分のお願いを実現させる答えは、自分の中ではなく相手の中にあることを、いくつかのパターンに分けてレクチャーしてくれます。
この書籍に出会うまで、私は自分のお願いを達成するためだけのプレゼンを行なっていました。
願いをそのまま言葉にしても「イエス」を引き出すことはできません。相手のメリットを考えて、自分の願いと相手のメリットを一致させることが重要です。
何かを提案する場合、相手にメリットがないと受け入れてもらえるはずがありません。
この書籍は、相手のメリットを考えつつ、こちらの願いを受け入れてもらう方法を考えるきっかけをくれた1冊です。
【本書の内容】
- 伝え方にも技術があった
- 「ノー」を「イエス」に変える技術
- 「強いコトバ」を作る技術
04.言葉にできるは武器になる:梅田悟司
うまく言葉にできない口下手は、単純に思考が足りてなかっただけ!
言葉は思考の上澄みに過ぎないため、思考を磨かなければ言葉の成長はできません。
うまく言葉で表現できるようになるためには、うちなる言葉、つまり思考を深下させることが重要です。
思考力を高めて、言葉にできる力を身につけるためのノウハウが詰まった書籍です。
プレゼン後の質疑応答やプレゼン中に不意をつかれた質問にうまく答えることができなかったり、不用意な本音が出てしまい現場が静まり返ってしまうことをよく経験しました。
プレゼンの内容を深部まで理解し、自分の言葉で最後まで説明できなければ相手に100%伝えることは不可能です。
プレゼンで結果が出ない原因は、完全に自分の準備不足であることを痛感しました。
流暢に話せるように繰り返し練習することはもちろん大切ですが、中身の理解をとことん深める重要性に気づかせてくれた1冊です。
【本書の内容】
- 「内なる言葉」と向き合う
- 正しく考えを深める「思考サイクル」
- プロが行う「言葉にするプロセス」
まとめ:プレゼン力を上げたいなら話し方から勉強すべきです
今回は、プレゼンが死ぬほど苦手だった私がプレゼン得意!と思えるまでに成長させてくれた書籍を4冊ご紹介しました。
プレゼン初心者の場合、どうしても資料の作り込みに時間を使い過ぎてしまい、その結果話す練習時間が短くなってしまいがちです。
繰り返しになりますがプレゼンで重要なことは話し方と話す内容です。
プレゼン資料のクオリティに拘ってもプレゼン力が向上することはありません。
資料の不備は口頭でも補えますが、話し方や受け答えの不備を資料が補ってくれることはないですもんね。(資料に話す内容が書かれているなら、そもそもプレゼンを行う必要がありません。)
今回ご紹介した書籍で正しく勉強をして、まずは話し方と話す内容をレベルアップさせましょう。
余談ですが、プレゼン時は聞き手にわかりやすく説明するためにもレーザーポインターの使用は必須です。
- レーザーが緑色であること
- 手元でページ送りができること
最低でもこれらの条件をクリアする自分専用のポインターを購入しておきましょう。
というわけで今回は以上です。
最後までお読みいただきありがとうございました!
それでは!