2026年3月→4月で新たに増えた臨床検査技師求人を 80件 集計しました。
※あくまで「差分(増えた分だけ)」なので、市場全体ではなく 直近で増えた求人の傾向 を見るデータです。
今月の特徴は、
- 病院求人が再び主役
- 首都圏+大阪が強い
- スキル需要は心電図・エコー・採血が中心
- 病院は件数が多い一方、給与レンジはやや低め
という構図でした。
1. 3→4月の新着求人、まずは全体像(差分80件)
新規・増加求人 Top5(都道府県)

- 東京都:12件
- 大阪府:9件
- 埼玉県:7件
- 神奈川県:6件
- 大分県:4件
→ Top5合計 38件(47.5%)。
都市部中心ですが、今月は 大分県 が入っているのが少し特徴的です。
雇用形態

- 常勤:52件(65.0%)
- 常勤・非常勤:16件(20.0%)
- 非常勤:12件(15.0%)
→ 常勤中心は継続。ただし、常勤・非常勤どちらも可 が2割あり、調整枠も残っています。
施設種別

- 病院:38件(47.5%)
- クリニック:25件(31.3%)
- その他:17件(21.3%)
→ 今月は病院が最大カテゴリ。
前月まで見えていた「病院外の厚さ」より、今回は 病院回帰 の色が強いです。
2. 首都圏 vs 関西圏
求人数

- 首都圏:26件(32.5%)
- 関西圏:14件(17.5%)
- その他エリア:40件(50.0%)
→ 首都圏優位ではあるものの、今月は その他エリアが半数 を占めました。
施設構成
- 首都圏:病院15 / クリニック6 / その他5
- 関西圏:病院6 / クリニック5 / その他3
- その他エリア:病院17 / クリニック14 / その他9
→ 今月はエリアを問わず 病院比率が高め。
特に「差分で増えた求人」は、病院・クリニック中心に出ています。
3. 給与相場(表記が取れる範囲)
常勤(月給)n=61

- 月給下限中央値:23.0万
- 月給上限中央値:26.95万
非常勤(時給)n=14

- 時給下限中央値:1,450円
- 時給上限中央値:1,850円
施設別の月給中央値(常勤)
- 病院:21.08万 → 26.63万
- クリニック:23.5万 → 28.0万
- その他:23.0万 → 28.0万
→ 今月も、病院は件数が多いのに給与レンジは低め。
求人の多さと待遇の良さは一致していません。
4. スキル別ニーズ:結局、何が強いのか
求人票の業務内容・施設名からキーワード頻出を集計しました。
頻出 Top10

- 心電図:59件(73.8%)
- エコー:56件(70.0%)
- 採血:42件(52.5%)
- 腹部エコー:39件(48.8%)
- 血液:35件(43.8%)
- 心エコー:32件(40.0%)
- 生化学:28件(35.0%)
- 尿:27件(33.8%)
- 頸動脈エコー:27件(33.8%)
- 輸血:14件(17.5%)
→ 今月は 心電図がトップ。
ただし、ここは前に整理した通り、
「求人票に載りやすい」ことと「現場で最も不足している」ことは別です。
とはいえ、転職市場の共通通貨が生理(心電図・エコー)×採血であることは、今月もかなり明確です。
5. 「その他」求人の中身

その他17件をざっくり分類すると、
- その他:7件(41.2%)
- 企業/研究:3件(17.6%)
- 検査センター/ラボ:3件(17.6%)
- 健診/ドック:2件(11.8%)
- 治験:2件(11.8%)
→ 病院回帰の月ではありましたが、病院外ルートとして 企業/研究・検査センター・治験 は今月も残っています。
6. 今月の読み方
今月のデータを一言で言うと、
「病院求人が増えた月。でも市場価値を作るのは相変わらず生理スキル」
です。
つまり、
- 求人数を広く拾うなら
心電図・採血・基本検体系 - 条件や希少性を取りに行くなら
エコー・輸血・病理・微生物・PCR/遺伝子
この構図は崩れていません。
7. まとめ
- 今月の新着差分は 80件
- 施設種別は 病院が最多(47.5%)
- スキル需要は
心電図 73.8% / エコー 70.0% / 採血 52.5% - 給与は今月も
病院<クリニック/その他 - 病院外ルートも残るが、差分としては病院回帰が目立つ

