
上グラフはクラウドソーシングサイトでJACリクルートメントの利用者56名を対象に実施した利用者満足度アンケートの結果です。
JACリクルートメントを利用して満足できなかった方は69.7%であり、多くの利用者はJACリクルートメントに対して不満を抱えていました。
満足できなかった方の回答を解析すると、理由は概ね以下の3つに分類できました。
求人数が他社より少ない
特別なスキルを持たない人のための求人が無い
担当者の対応がドライ
満足できなかった方の理由の中には事実もありますが、JACリクルートメントと求職者の時間軸の違いによる勘違いも含まれています。
JACリクルートメントを利用して勘違いしないためにも、ぜひ最後までご覧ください。
本記事はアンケートの分析結果をピックアップしてご紹介しています。全てのデータを見たい方は下記の記事をご覧ください。
求人数が他社より少ない
JACリクルートメントと他転職エージェント4社の求人数の調査結果を下表に示します。
転職エージェント | 総求人数 | 非公開求人数 | 非公開求人率 |
---|---|---|---|
JACリクルートメント | 21,658件 | 12,995件 | 60% |
リクルートエージェント | 400,923件 | 228,736件 | 57% |
DODA | 164,815件 | 38,624件 | 23% |
マイナビエージェント | 69,039件 | 34,172件 | 49% |
パソナキャリア | 132,083件 | 92,458件 | 70% |
※2022年3月9日調べ
続いて、私が実際に利用した際の紹介求人数を他社と比較してみます。
転職エージェント | 紹介求人数 |
---|---|
JACリクルートメント | 8件 |
リクルートエージェント | 555件 |
DODA | 1290件 |
リクルートダイレクトスカウト | 64件 |
利用期間:2021年1月〜2021年7月
JACリクルートメントの紹介求人数は他社エージェントより圧倒的に少ない結果でした。
最後に、独自アンケート調査の結果をお示しします。

紹介求人数は1〜2件と3〜5件が39.3%と最も多く、次いで10件以上8.9%、0件7.1%、6〜9件5.4%という結果でした。
以上の結果から、JACリクルートメントから紹介される求人数は他社と比べると少ないことは間違いありません。
掲載求人の総数が他社より少ない理由は下記の2点で説明できます。
- 管理職・スペシャリスト職に限定しているから
- 即戦力求人が中心で未経験求人は扱っていないから
とはいえ、上記の理由だけでは同じ条件を提示している他社より紹介求人数が少ないことの説明がつきません。
紹介求人数が少ないことには2つの理由があります。
- 登録者のスペック・提示する希望条件
- JACリクルートメントの経営理念
登録者のスペック・提示する希望条件
登録者のスペック
高年収求人に挑戦するには、それ相応のスペックが必要です。
分かりやすい例を挙げると『英語力』
- TOEIC:○○点以上
- 読み書き程度の英語力
- コミュニケーションが取れる英語力
- ビジネスレベルの英語力
企業のレベルが高くなるほど要求されるスキルも高くなり、応募できる求人数は少なくなります。
これに加えて、年収が高い求人ほど市場に出回る頻度は低いことも紹介求人数が少なくなる理由の1つです。
各年収帯における求人数の割合は日本人の給与階級分布図(下図)を見ればある程度は推測できます。
上図は令和2年に国税庁が調査した、国民の年収別割合です。
年収600万円以上の給与分布は20.1%であり、転職市場における求人数は年収600万円未満の1/5程度しかないことが想像できます。
提示する希望条件
転職するにあたり、絶対に外せない条件をいくつか提示すると思います。
- 年間休日120日以上
- 年収600万円以上
- フレックスタイム制度
- テレワークOK
- 直行直帰OK
- 業績に応じた評価
- 転勤不可
- 関西地区限定
- 残業20時間未満
希望条件が増えれば条件にマッチする求人は減少します。
JACリクルートメントの経営理念
登録者のスペックは転職エージェント側で操作できませんが、希望条件は難癖を付けて無理矢理変えさせることができます。
他のハイクラス向け転職エージェントはこの手口で手持ちの求人に応募させようとしてくるため、求職者は紹介求人数が多いと錯覚します。
一方、JACリクルートメントは2021年12月期上半期決算説明会資料にもある通り『顧客満足度の最大化』を会社全体の目標に設定しているため、後々求職者から反感を買うような真似は絶対にしません。
JACリクルートメントが後々求職者から反感を買うような真似を絶対にしない理由は、ハイクラス人材の満足度を向上してリピート利用・クチコミによる新たなハイクラス人材の獲得を狙っているからです。
JACリクルートメントが後々求職者から反感を買うような真似を絶対にしない理由を詳しく知りたい方は【利用者だけが知っている】JACリクルートメントの本当の『強み』をご覧ください。
求人数が他社より少ない理由まとめ
高年収求人は求人数が少ない
求職者のスペックで応募できる求人は限定される
求職者の希望条件により応募可能求人がさらに限定される
JACリクルートメントは求職者の希望条件を遵守する
紹介求人数が少ない理由は、転職後に求職者に辛い思いをして欲しくないため。
特別なスキルを持たない人のための求人が無い
JACリクルートメントは管理職・エグゼクティブ(役員や幹部人材)・専門職の転職に特化したハイクラス人材向けの転職エージェントです。
求人企業に対して即戦力となる市場価値の高い人材を紹介できることを強みとしており、マネジメント・エグゼクティブ層・スペシャリストなどの人材ニーズに対応できることをアピールしています。
JAC Recruitmentの年間における登録人材は、約8万人(2018年実績)です。当社のご紹介により転職された方の多くは35歳以上(74%)で、管理職、管理部門(経理、人事、総務等)や営業職、または業界スペシャリストやエンジニアとして豊かな経験を備えた方が中心です。豊富な人材データベースと、経験豊かなプロフェッショナルコンサルタントのネットワークによって、貴社の事業課題を解決できる人材をご紹介します。
JACリクルートメントがいうスペシャリストとは、具体的には下記の領域での業務経験を有する人材を指します。
- エグゼクティブ(役員)
- エナジー&インフラストラクチャー
- マニュファクチュアリング
- 日系製造業
- ケミカル
- IT
- コンサルティング
- ファーマスーティカル
- 医療機器&ライフサイエンス
- 金融
- コンシューマーグッズ
- サービス
- WEB
- 各種バックオフィス(経理・財務・会計・人事・総務・法務)
- 管理職
上記のいずれの経験も持っていないなら、JACリクルートメントに登録しても求人が紹介される可能性は低いです。
リクルートエージェントやDODAなど、他の転職エージェントの利用を検討すべきです。
逆を言えば、20代であれ年収500万円未満のミドルクラス層であれ、上記に該当するスキル・経験さえ持っていれば、JACリクルートメントからハイクラス向けの転職サポートを無料で提供してもらえます。
もし、ご自身のキャリアが上記に該当するか自分で判断できないなら、査定を含めてJACリクルートメントに登録してみたらOKです。
該当するなら求人を紹介してもらえますし、該当しないなら求人を紹介してもらえない、ただそれだけです。
担当者の対応がドライ
独自アンケート調査の『コンサルタントの対応への満足度』の結果をお示しします。

大変満足・満足・どちらともいえないが全体の83.9%を占めており、『コンサルタントの対応が悪い』と評価した人は全体の16.1%でした。
男女別の内訳では、大きな差は認めませんでしたが、女性から『大変不満』の回答があ利ました。
続いて、コンサルタントの対応の満足度を利用期間別・登録時の年収別に分析してみます。

利用期間が長くなるほど、年収が高い人ほどコンサルタントの対応の満足度も高くなる傾向がありました。
コンサルタントの対応に『大変不満』と回答したのは年収500万円未満の方でした。
コンサルタントの対応に『不満』『大変不満』と回答した方のデータを詳細分析してみます。

年代別では30代が44.4%と最も多く、次いで40代33.3%、20代・50代11.1%でした。
性別は男性77.8%、女性22.2%と男性が多い結果でした。
利用期間別の分析結果では1ヶ月以上3ヶ月未満が33.3%と最も多く、次いで1ヶ月未満・6ヶ月以上9ヶ月未満22.2%、1年以上・3ヶ月以上6ヶ月未満11.1%でした。
年収別では500万円未満が55.6%と過半数を占めており、次いで600万円以上700万円未満22.2%、800万円以上900万円未満・900万円以上1,000万円未満11.1%でした。

紹介求人数は1〜2件が66.7%と最も多く、次いで3〜5件22.2%、0件11.1%でした。
転職成功の有無は全員がいいえと回答しており、コンサルタントの対応に不満だった方はJACリクルートメントで転職できていませんでした。
再利用の可能性はおそらく使わないが66.7%と最も多く、次いで分からない22.2%、絶対使わない11.1%でした。
上記のデータを組み合わせて総合的に分析した結果、コンサルタントの対応に不満だった方の特徴は下記の通り。
年収500万円未満の30代・40代男性
利用期間は1ヶ月以上3ヶ月未満
紹介求人数は1〜2件で転職は成功できなかった
要するに、
- 自分はもっと高く評価されても良いハズだ!
- 評価が低いのはお前らの見る目がないからだ!
典型的なテイカー思考・他責思考の方でした。
その証拠に、対応に不満だったにも関わらず次回の転職で『絶対使わない』と回答したのはわずか11.1%でした。
JACリクルートメントはハイクラス求人専門の転職エージェント。
テイカー思考・他責思考の方は、まだハイクラス求人に挑戦できる段階ではないのかもしれません。
まずは下記動画を参考にしてギバー・原因自分論について学んでみてください。
まとめ:JACリクルートメントを『最悪』と評価する人にはハイクラス求人はまだ早い
求人数が他社より少ない
スペック不足・提示条件が多いことが原因
特別なスキルを持たない人のための求人が無い
JACリクルートメントは管理職・スペシャリスト求人専門と公言している
担当者の対応がドライ
転職できない原因を他責している
今回の分析により『最悪』と評価される原因はむしろ求職者側にあることが分かりました。
実際、コンサルタントの対応に『不満』と回答した方と同じような条件でも転職が成功している方もいました。
ギバー・原因自分論が板についてるならJACリクルートメントでキャリアアップ転職を達成できる可能性が高いです。
ぜひ、ハイクラス企業に転職して豊かな人生を歩んでください。