臨床検査技師の国家資格は他職種への転職でも有利になることがありますが、臨床検査関連の資格(認定技師・二級検査士等)は他職種への転職で有利になりません。
臨床検査技師から他職種への転職が難しい理由|4つの要因と打開策で解説している通り、これらの資格は「臨床検査の現場」でしか使えないため、汎用性が低く企業からの需要は見込めません。
とはいえ、臨床検査技師から他職種への転職を成功させるには、ライバルに差をつける資格・スキルは必須。
この記事では、臨床検査技師から他職種への転職を目指している方に向けて、臨床検査技師が習得できるライバルに差をつける資格・スキルを解説します。
プレゼンスキル
マネージメント(教育)スキル
表計算(エクセル)スキル
調整(折衝)スキル
一見、これらのスキルは自分と無関係に思えますが、気付いていないだけで臨床検査技技師だと自然と身についていることが多いです。
自己PRや履歴書に盛り込めば企業人事の目に留まりやすいので、ぜひ参考にしてください。
なお、これらのスキルを自分で考えて自己PRや履歴書に盛り込むのが面倒という方は、臨床検査技師の特性を理解している転職エージェントを使えば良い感じの文章を考えてくれるのでラクです。
臨床検査技師の特性を理解している転職エージェントは記事後半で紹介しているので、そこまで読み飛ばしたい方はこちらのリンクからジャンプしてください。
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臨床検査技師から他職種への転職で有利なスキル
プレゼンスキル
学会発表や院内勉強会で嫌でも身についているスキル。
企業ではプレゼンスキルはかなり重要視されていますが、『プレゼン苦手』という方が多いです。
プレゼン(大衆演説)の実戦経験があるのはかなりのアピールポイントになります。
学会発表や部内勉強会で積極的に発表して参りましたので、人前で話すこと、わかりやすく説明するプレゼンテーション能力には自信があります。

マネージメント(教育)スキル
後輩、部下のマネージメント経験があるならどの企業からも引く手数多です。
マネージメントは業界・職種問わずどこでも求められるスキルなので汎用性が高く市場価値をアピールできるスキルです。
自分の立場がリーダー、主任なら確実に身についていると思いますし、肩書きを持たなくてもシフト調整や業務調整の経験があるならマネージメントスキル有と考えてOKです。
患者さんや病院全体の利益のためなら自分の立場が悪くなることでも積極的に行って参りました。これまでに多くの後輩技師や自分より経験が長い先輩技師を指導した経験があり、人を育てる難しさや楽しさを身を持って感じております。
表計算(エクセル)スキル
データ分析・解析で使用する表計算ソフト。
日常業務、学会発表や医師からのデータまとめ要望があった際に必ず使用すると思います。
どの企業でも100%使うスキルなので、実践経験を有しているなら評価の対象になります。
VBA(マクロ)を使えるなら尚良しです。
表計算ソフトを使いこなして社内のデータ整理業務や顧客先から取得したデータの分析・解析業務にかかる時間を短縮します。また、VBAを応用することで処理速度を向上させながら正確性も高められるため、貴社のデータ処理業務に貢献できます。
調整(折衝)スキル
日常業務で発生する検査室内のいざこざ、医師・他のコメディカルからの問い合わせ対応、患者さんへの説明など、意外と調整業務が多い臨床検査技師。
この調整スキルは顧客対応を伴う業務には強く求められる能力なので各種企業からも要求されることが多いです。
現職では、臨床医や他のコメディカルからの検査に関する問い合わせ対応に真摯に対応して参りました。時には院内からのクレーム対応をすることもありましたが、相手の要望を受け入れながら説明することで大事になる前に処理することができました。
臨床検査技師の特性を理解している転職エージェント
臨床検査技師が有する長所は臨床検査技師(自分自身)では気付けないことも多いです。
そんな時は第3者に客観的に評価してもらうことで、思いもよらない長所・PRポイントが発見できたりします。
臨床検査技師の特性が活かせる業界はヘルスケア業界・医療業界です。
そのため、ヘルスケア業界・医療業界の転職に強い転職エージェントを利用すれば長所・PRポイントを発掘して職務経歴書や自己PRに記載する文章を良い感じにアレンジしてくれます。
- DODA
- ビズリーチ
- JACリクルートメント
JACリクルートメント

JACリクルートメントは管理職・エグゼクティブ・スペシャリスト等のハイクラス求人を専門に扱う高級転職エージェントです。
扱う求人はどれも年収600万円〜1500万円の高年収・高待遇なものばかりなので、登録しないのと非常にもったいない転職エージェントです。
- JACリクルートメントの特徴
- 管理職・エグゼクティブ・専門職などのハイクラス求人に特化
- 国内外に34の拠点を設置|全世界のハイクラス求人をカバー
- 両面型エージェント国内規模No.1|部門細分化によるハイレベルで長期的なサポート
- JACリクルートメントの利用がおすすめな人
- 専門性の高いスキルを持っており未経験分野への転職は考えていない
- 質の高い求人だけに絞って紹介してもらいたい(量より質)
- 長期的にキャリアの相談がしたい
JACリクルートメントをおすすめする理由
JACリクルートメントは大手・ベンチャー・外資・日系問わず、多くのアプリケーションスペシャリスト求人を取り扱っているからです。
上述の通り、JACリクルートメントは管理職・エグゼクティブ・専門職など扱う求人が限定的です。
そのため求人数が少なく使える方も限られますが、サポートしてくれるコンサルタントはよく訓練されていて、他社よりも圧倒的に質が高いので、転職エージェントの利用に不安がある方でも安心してサポートを任せられます。
DODA(デューダ)

DODAは自社サービスだけでなく、他社のヘッドハンターからも転職サポートが受けれる転職エージェントです。
キャリアアドバイザーによる分業型サポート
採用プロジェクト担当による両面型サポート
分業型 | 両面型 | |
求職者と企業の担当者 |
企業と求職者で担当が異なる |
同じコンサルタントが担当 |
担当コンサルタントの人数 | 基本的には1名 | 複数 |
紹介案件数 | 多い | 少ない |
企業への精通度 | 低い | 高い |
紹介求人のクラス | ミドルクラス求人以下 | ハイクラス求人 |
利用が向いてる人 | 年収より選択肢の多さ(求人数)を重視する人 | 求人数より高年収・専門性の高さを重視する人 |
分業型タイプ
企業と求職者の担当者がそれぞれ異なる。求人数を多く獲得できるメリットがある一方で、求職者担当の企業理解が乏しいケースが多い。求人の質より量を重視する転職エージェントが採用している方式。
両面型タイプ
企業と求職者をひとりのコンサルタントが担当する。ひとりのコンサルタントから紹介される求人数は限られているが、企業ニーズを詳細まで掴んでいるため質の高いサポートが受けられる。求人の量より質を重視する転職エージェントが採用している方式。
- DODAの特徴
- 自社両面型タイプ・自社分業型タイプ・他社の3種類のサポートが受けれるため紹介求人数が多い
- 『レジュメビルダー』を使って無料で職務経歴書が作成できる
- ヘルスケア業界のハイクラス求人と他業界のミドルクラス求人の両方を紹介してもらえる
- DODAの利用がおすすめな人
- ヘルスケア業界に限らず多くの選択肢の中から転職先を検討したい
- 自分でも求人を検索したい
- 転職を急いでいる
DODAをおすすめする理由
DODAをおすすめする理由はほぼ間違いなく転職エージェントサービスが受けられるため。
これは転職エージェントが無料で使える理由と関係するんですが、無料で手厚いサポートを提供してくれる理由は、転職エージェントの紹介で転職が決定したら転職エージェントは採用企業から採用者の年収の30%〜200%を成功報酬として受け取れるからです。
年収提示金額が550万円の企業から内定をもらえたら、転職エージェントは165万円〜1100万円を受け取れることになります。
つまり、転職先での提示年収が高く、かつ採用される可能性が高い人材を優先的に選ぶ方が転職エージェントは儲かりやすくなるということです。
ヘルスケア業界に特化した転職エージェントは特にこの傾向が強く、現職の年収が最低でも500万円程度なければ相手にしてくれません。
一方、DODAは会社の規模が大きいため利益よりも求職者を優先的に考えてくれるため、登録すればほぼ間違いなく転職エージェントサービスが受けれるんですよ。
転職活動をはじめるならJACリクルートメントと同時に登録しておくべき転職エージェントです。
ビズリーチ

ビズリーチは即戦力人材に特化した人材プラットフォームで、企業が条件にあった人材に直接アプローチして採用する『ダイレクトリクルーティング』を実現した人材データベースです。
- ビズリーチの特徴
- 求人企業・ヘッドハンター・求職者が対等な立場で転職活動を進められる
- 企業の採用担当者から良質なダイレクトオファーが届く
- 総勢5132名(※2022年5月11日現在)のヘッドハンターからスカウトの可能性あり
- ビズリーチの利用がおすすめな人
- 企業の採用担当者から直接オファーが欲しい
- 複数のヘッドハンターから多面的にサポートを受けたい
- 優秀なヘッドハンターを逆指名したい
ビズリーチをおすすめする理由
ビズリーチをおすすめする理由は、現職の年収ではなくポテンシャルで採用してもらえるため。
転職エージェントは『転職エージェント経由で内定者が出た場合、成功報酬として内定者の年収の30〜200%が企業から支払われる』というビジネスモデルのため、ポテンシャルより現職の年収で登録者をふるいにかける年収フィルターが発動します。
一方、ビズリーチではダイレクトリクルーティングにより企業の人事担当から直接オファーが届くため、年収フィルターが発動することがなく、純粋にポテンシャルで登録者を評価してくれます。
会員種別 | 利用権限 |
無料会員 | ・プラチナスカウトの閲覧・返信 ・公募や特集求人への応募 ・一般求人の検索・閲覧(企業名非公開) |
有料会員 | ・全てのスカウトの閲覧/返信 ・非公開求人を含む求人全ての閲覧/応募 ・ヘッドハンター検索/閲覧 |
また、有料会員はビズリーチ登録時の審査により決定したステージに応じて月額料金が変わります。
会員ランク | 利用権限 |
タレント会員 | ・月額3,278円(税込)/30日 ・年収1000万円以上の一般求人:応募不可 ・ハイクラス専門ヘッドハンター:相談不可 |
ハイクラス会員 | ・月額5,478円(税込)/30日 ・全ての一般求人に応募可能 ・全てのヘッドハンターに相談可能 |
企業からのオファーは無料会員でも閲覧・返信できるプラチナスカウトなので、ダイレクトオファーが目的なら無料会員で十分です。