JACリクルートメントの利用を考えている人の中には『本当にJACリクルートメントを利用して大丈夫?』『悪い口コミはないの?』と不安な方もいるでしょう。
この記事では、そんな方の不安を払拭すべく実際に利用した56名にアンケートを取り、JACリクルートメントの良い評判・悪い評判について詳しくまとめました。
- 調査期間
- 2022年3月10日〜2022年3月17日
- アンケート調査内容
- 年齢
- 性別
- 登録時の年収
- 利用期間
- 紹介された求人の数
- コンサルタントの対応の満足度
- 紹介された求人の質の満足度
- 紹介された求人の量の満足度
- キャリアアップの転職ができたか
- 次回の転職でもJACリクルートメントを利用するか
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アンケート回答者の属性
まずは、今回のアンケート調査にご協力いただいたJACリクルートメント利用者の性別・年代・登録時年収・JACリクルートメントを利用した期間の結果をお示しします。

女性の『その他』は10代の方からの回答でした。


JACリクルートメントの総合評価

グローバル案件が多い
JACリクルートメントは専門職・外資・ハイクラスに特化した転職エージェントです。
企業情報に詳しく的確なアドバイスがもらえた
JACリクルートメントは『両面型エージェント』かつ12種の業界とバックオフィス・エグゼクティブに部門が細分化されており、コンサルタントがハイレベルな転職希望者に的確なアドバイスが行える体制が整っています。
定期的に連絡をもらえた
JACリクルートメントは優秀な人材が複数回転職する可能性が高いこと、優秀な人材の周りには優秀な人材が集まることを経験上知っており、長期的な手厚いサポートをすることで自社の利益アップに繋げることを自社の重点テーマに挙げています。
求人の数が他社より少ない
両面型エージェントは求職者と企業をひとりのコンサルタントが担当する方式のため、多くの求人は紹介できません。
スキルがない人のための求人が無い
求人企業に対して即戦力となる市場価値の高い人材を紹介できることを強みとしているため、スキルがない(即戦力にならない)人材のための求人は扱っていません。
担当者の対応がドライ
登録者のスペック次第ではJACリクルートメントで扱っている求人の応募資格に達していないケースがあります。
JACリクルートメントに紹介された求人数

全体(上図左のグラフ)を通して見ると、1〜2件と3〜5件が39.3%と最も多い割合でした。
続いて男女別(上図右のグラフ)。紹介求人数が5件以下の割合は男性89.7%、女性76.5%であり、6件以上の紹介は実は女性の方が多いという結果でした。
この結果から「男性だから求人数が多い」「女性だから求人数が少ない」ということはなく、需要があれば男女問わず求人を多数紹介してもらえることがわかりました。
JACリクルートメントの利用期間と紹介求人数の関係
まずは利用期間別の紹介求人数の違い。

全体を通して、利用期間が長くなるほど紹介求人数も多くなる傾向でした。
『紹介求人数0件』は利用期間が3ヶ月未満の方、利用期間が3ヶ月以上になると『紹介求人数0件』はないみたいです。
市場価値が高い人材は利用期間に関わらずたくさんの求人を紹介してもらえる。
JACリクルートメントの扱う求人にマッチしない人材は利用期間が長くても紹介される求人数が伸びるとは言い切れない。
優良求人と出会う条件は運とタイミング。
運はコントロールできないけどタイミングはある程度自分でコントロールが効きます。
幸いJACリクルートメントはキャリアの相談だけでもウェルカムな転職エージェント。登録してすぐに転職しなくてもOKなので気軽に登録してチャンスをものにしましょう。
JACリクルートメント登録時の年収と紹介求人数の関係
続いて登録時の年収と紹介求人数の関係。

年収が高いほど紹介求人数も多いと思っていましたが、年収600万円以上700万円未満で紹介求人0件、年収500万円未満で紹介求人10件以上の方が居られ、結果は予想と大きく異なりました。
よく『JACリクルートメントは年収が600万円以上ないと相手にしてもらえない』と聞くことがありますが、そんなことはなさそうです。
男女に関わらず、需要がある人材なら多数の求人を紹介してもらえる。
年収が高ければ多くの求人を紹介してもらえるとは限らない。
年収が低くてもタイミング次第では10件以上の求人を紹介してもらえる可能性がある。
繰り返しになりますが、優良求人と出会う確率を高める方法は『転職市場に長く居続けること』。
せっかく自分にマッチする優良求人が出ていても、転職市場から離脱していればアクセスのしようがありません。
JACリクルートメントのコンサルタントの対応の満足度
JACリクルートメントのコンサルタントの対応は悪いのか?

大変満足・満足・どちらともいえないが全体の83.9%を占めており(上図左のグラフ参照)『JACリクルートメントのコンサルタントの対応が悪い』と感じた人は全体の16.1%と非常に少ない結果でした。
男女別の集計結果でも同じような傾向でしたが、1名の女性から『大変不満』と回答がありました。
この方はおそらく『現時点で紹介できる求人がありません。ご紹介できる求人が見つかり次第ご連絡します。』と遠回しにサポートお断りメールが届いていたはずです。
こんな場合は他の転職エージェントのパートナーエージェントサービスを利用することでJACリクルートメントのコンサルタントからスカウトメールが貰える可能性があります。
サポートをお断りされる理由と対処法についてはJACリクルートメント登録拒否を防ぐ6つの対策|お断り時の対処法で解説しているので詳しく知りたい方はチェックしてみてください。
JACリクルートメントの利用期間とコンサルタントの対応満足度の関係
まずは利用期間とコンサルタントの対応の関係から。

利用期間とコンサルタントの関係性には明らかに正の相関関係がありました。
利用期間が長くなるほど、コンサルタントに対する満足度は高くなる傾向だった。
利用期間が長いとコンサルタントの対応が良くなるのではなく、コンサルタントの対応が良いから結果的に長く利用したとの解釈が正しい。
JACリクルートメントの登録時の年収とコンサルタントの対応満足度の関係
続いて登録時の年収とコンサルタントの関係。

これは当然の結果でして、転職エージェントは慈善事業ではなくビジネス。自社の利益に繋がる求職者に手厚いサポートをするのは当然です。
JACリクルートメントの紹介で転職が決まった場合、採用企業は採用者の2年分の年収をJACリクルートメントに支払うことになります。
とはいえ、年収500万円未満の中にも37.1%の方がコンサルタントの対応に満足されていることを考えると、年収以外の要素もコンサルタントの対応に影響していることが推測されます。
登録者の年収が高いほどJACリクルートメントのコンサルタントのサポートの質は高くなる。
JACリクルートメントの紹介で転職が決まると企業は成功報酬として採用者の2年分の年収をJACリクルートメントに支払う。
コンサルタントの対応は年収以外の要素の影響も受ける。
JACリクルートメントから紹介された求人の質の満足度
JACリクルートメントから紹介される求人はハイクラスでレベルの高い企業が多い。
これはJACリクルートメントの利用者が最もメリットに感じている特徴です。

まずは全体の満足度(上図左のグラフ)から。
全体の過半数を超える51.8%の方が『大変満足』または『満足』と回答していました。
続いて男女別(上図右側グラフ)。
大変満足と回答した割合に男女差はありませんが、満足と回答した割合は女性が少なく、男性の方が求人の質に満足している傾向がありました。
『大変不満』と回答した1名の方は紹介求人数・コンサルタントの対応に大変不満と回答された方と同一人物です。
JACリクルートメントの利用期間と求人の質の満足度の関係

まずは求人の質の満足度と利用期間の関係から(上図左側グラフ)。
利用期間が長い人ほど紹介求人の質に対する満足度が高い結果でした。
とはいえ、1年以上利用されている方の中にも『不満』と回答された方が含まれていたため、長く利用する=優良求人が紹介されるというわけでもなさそうです。
こちら方は高年収にも関わらず紹介された求人数が1〜2件程度であり、いずれの求人もご自身の希望にマッチしなかったと思われます。
このことから、高年収パーソンであってもJACリクルートメントを利用する時期によっては紹介される求人の質に満足できないケースがあることがわかります。
利用期間が長い人ほど求人の質に満足している傾向があった。
とはいえ、1年以上利用している方でも『不満』の回答があるため長く利用し続けていれば優良求人が必ず紹介されるわけでもなさそう。
求人の質に満足しているから、結果的に長く利用しているとの解釈が正しいと思われる。
JACリクルートメントの登録時の年収と求人の質の満足度の関係

続いて求人の質の満足度と登録時の年収の関係(上図右側グラフ)。
登録時の年収が高ければ紹介される求人の質が良いとは限らないという結果でした。
求人の質=年収アップと仮定した場合、『大変満足』の回答があった年収600万円未満の低年収パーソンほど大幅な年収アップが期待でき、高年収パーソンは登録時の年収と同等か微増程度だったと推測されます。
年収700〜800万円の方の全員が『満足』と回答していることから、年収800万円以下の求人は豊富に扱っていることが予想できます。
その一方で年収800万円以上の方は『どちらともいえない』『不満』の回答があったため、ハイクラスに特化した転職エージェントとはいえ、年収800万円以上の求人は案件数に限りがありそうです。
登録時の年収が500〜700万円程度であれば、大幅な年収アップの転職が期待できそうです。
JACはハイクラスに特化した転職エージェントだが、登録時の年収が800万円を超える高年収パーソンの場合は求人の質に満足できないケースが増加する。
年収800万円以下までの登録者に紹介できる求人数は豊富に取り扱っている。
登録時の年収が500〜700万円ならJACリクルートメントを利用することで大幅な年収アップが期待できる。
JACリクルートメントから紹介された求人の量の満足度
JACリクルートメントから紹介される求人数は10件以上あれば多い方です。
では、実際の利用者はJACリクルートメントから紹介される求人数に不満を抱えている人が多いのでしょうか?

まずは全体の結果から(上図左側のグラフ)。
やはり求人数に満足している方は全体の35.7%に過ぎず、多くの方が不満・どちらともいえないと回答していました。
参考までに、紹介求人数と満足度の関係のグラフ(下図)もお示ししておきます。

紹介求人数が0件だったら全員『大変不満』と回答すると思っていましたが、今回の結果では75%の方が不満を感じていませんでした。
コロナの影響で登録者が急増している背景を理解されている方や紹介求人以外の転職エージェントとしての使いやすさを評価しているため紹介求人数が0件でも不満を感じなかったようです。
紹介求人の全てが自分の条件に合致するとは限らない
利用する支店によって対応に差がある
ニッチな業界の求人の取り扱いは少ない可能性がある。
どちらともいえないと回答する気持ちがなんとなくわかりますね。
利用期間と紹介求人の量に対する満足度の関係

まずは利用期間と紹介求人の量に対する満足度の関係です(上図左側のグラフ)。
求人数に満足した方は利用期間が1ヶ月以上3月未満と1年以上に多い傾向でした。

実際の紹介求人数(上図左のグラフ)と満足度を照らし合わせてみると、1年以上利用されている方は6割が紹介求人6件以上であり、満足度と感じるボーダーラインは紹介求人6件以上ということがわかります。
一方、1ヶ月以上3ヶ月未満の方は45.4%が3件以上紹介されており、利用期間が短ければ3件でも満足と回答する方が多い傾向でした。
利用期間が1年以上の方は紹介求人が6件以上で満足されていた。
利用期間が1ヶ月以上3ヶ月未満の方は紹介求人が3件以上で満足されていた。
紹介求人の量に対する満足度は求人数だけでなく利用期間の影響も受ける。
登録時の年収と紹介求人の量に対する満足度の関係

続いて紹介求人の量の満足度と年収の関係(上図右側グラフ)。
どのグループも不満と回答されている方が一定数居られたため、年収と紹介求人量の満足度には直接的な関係がないことが分かります。
こちらも実際の求人数(下図右側グラフ)と照らし合わせて考察してみます。

年収700〜800万円の回答を見ると全員が3〜5件の求人を紹介されていましたが、満足度は『満足』と『不満』に2極化していました。
利用期間を調べてみると、全員が1ヶ月以上3ヶ月未満でした。
違いがあった点はコンサルタントの対応の満足度。紹介求人の量の満足度が『不満』と回答した方はコンサルタントの対応の満足度は『どちらともいえない』と回答していたのに対し、紹介求人量の満足度が『満足』だった方はコンサルタントの対応も『満足』と回答していました。
この結果から、紹介求人の数に対する満足度は利用期間だけでなくコンサルタントの対応も影響することが分かりました。
登録時の年収と紹介求人数に対する満足度には直接的な関連性はない。
同じ紹介求人数でも『満足』『不満』と回答が分かれており、求人数=満足度ではない。
紹介求人数に対する満足度はコンサルタントの対応の満足度とも関連性がある。
JACリクルートメントでキャリアアップの転職ができたのか
希望条件に合致する求人にへの転職が成功したのか。
これは転職エージェントを利用する上で最も重要なファクターです。
JACリクルートメントを利用すると本当にキャリアアップの転職ができるのか?

まずは全体と男女別の結果から
全体を通して28.6%の方がキャリアアップの転職を成功されていました。
男女別の集計結果では男性33.3%、女性17.6%とやや男性利用者の方が転職成功率が高い傾向でした。
利用期間と転職成功率の関係

まずは転職成功率を利用期間別にみていきます。
転職成功率が最も高かったのは利用期間3ヶ月以上6ヶ月未満で66.7%、最も低かったのは利用期間1ヶ月未満で0%でした。
利用期間が6ヶ月未満だと転職成功率が49.3%だったのに対し、6ヶ月以上の利用者の転職成功率は22.5%。
長く利用すれば転職成功率が高くなるという傾向は認めず、むしろ6ヶ月未満の短期利用者の方が明らかに転職成功率が高い結果でした。
転職成功率が最も高いのは利用期間が3ヶ月以上6ヶ月未満で66.7%。
利用期間が1ヶ月未満だと転職は成功できない。
長く利用しても転職成功率は高くならず、転職成功者は6ヶ月以内の短期集中型だった。
登録時の年収と転職成功率の関係

続いて年収別の転職成功率。
年収が高くなるほど転職成功率が上がる傾向はなく、どの年収帯でも転職に成功する方は一定数居られました。
転職成功率と登録時の年収に関連性は認めない。
次回の転職でもJACリクルートメントを利用するかどうか
サービスをリピートするかどうか。
この質問はそのサービスに対する利用者の本音が確認できます。

まずは全体と男女別の結果です。
再利用すると回答した方は全体の30.4%の方で、多くの方が『わからない』と回答していました。
男女別の結果では、33.4%の男性が再利用すると回答したのに対し、再利用すると回答した女性は23.5%で、女性の中には『絶対使わない』と回答された方も居られました。
ここまでの結果から、女性の方がサービスの品質が悪いという結果は認めませんでしたが、女性はなかなか評価が厳しいようです。
利用期間と再利用の可能性の関係

まずは利用期間と再利用の可能性の関係から(上図左側グラフ)。
利用期間が長くなるほど再利用の可能性が高く、利用期間が短いほど再利用の可能性が低くなる傾向がありました。
最も再利用の可能性が高かったのは1年以上の利用者で60.0%、次いで3ヶ月以上6ヶ月未満の44.4%でした。
やはり、長く利用する方はJACリクルートメントのサービス全体に満足している傾向があり、再利用の可能性も高くなる傾向でした。
一方、3ヶ月以上6ヶ月未満に再利用の可能性が高かった理由はキャリアアップの転職ができた方が多かったから(66.7%)と推測します。
なお、絶対に使わないと回答された方のコメントは下記の通りです。
確かにJACリクルートメントは30代以降の方の利用が適していますが、その理由は年齢が上がるほど経験や専門的なスキルが身についている可能性が高いから。
年齢が高くても経験やスキルを持たないなら紹介される求人は少なくなります。
利用期間と再利用の可能性には関連性がある。
再利用すると回答した方はJACリクルートメントのサービス内容を評価している、もしくはJACリクルートメントでキャリアアップの転職が成功した場合のどちらかに該当する。
登録時の年収と再利用の可能性の関係

続いて登録時の年収と再利用の可能性の関係(上図右側グラフ)。
こちらに関しては特に一定の傾向はありませんでしたが、年収500万円以上600万円未満の方と900万円以上1000万円未満の方は6割強の方が再利用すると回答していました。
アンケート結果からJACリクルートメントの注意点を年収別に解説
- 500万円未満
- 紹介される求人数は1〜2件程度と非常に少ない可能性が高い
- コンサルタントの対応に不満を感じる可能性が高い
- キャリアアップの転職が成功する可能性が低い
- 500万円以上700万円未満
- 求人は最低でも3件以上紹介してもらえる可能性が高い
- JACリクルートメントを利用することでキャリアアップの転職が成功する可能性が高い
- コンサルタントの対応にも満足できる可能性が高い
- 700万円以上800万円未満
- 紹介される求人の質が高くハイレベル企業に挑戦できる
- ハイレベル企業は転職難易度が高く、数をこなさないと採用に至るのは難しい
- コンサルタントの対応には満足できると思われる
- 800万円以上1000万円未満
- キャリアアップよりも同クラス企業への転職がメイン。
- 紹介求人の質は一流だが数が少ないため選択肢は少ない。
- コンサルタントの対応には必ず満足できる
JACリクルートメントのネット上の口コミとは異なり、年収に限らずサポートは受けれることが分かりました。
とはいえ、サポートが受けれる=必ずキャリアアップの転職が成功するわけではなさそうなのでその点は念頭に置く必要があります。
また、コンサルタントの対応は登録時の年収によって大きく変わるようなので、年収が500万円未満の方は塩対応されることをあらかじめ織り込んでおきましょう。
繰り返しになりますが、優良求人と出会う確率を高める方法は『転職市場に長く居続けること』。
せっかく自分にマッチする優良求人が出ていても、転職市場から離脱していればアクセスのしようがありません。