公式サイトから利用登録して『現時点で紹介できる求人がありません』メールが届いたあなたへ。
そのメールが届いてしまったら、残念ながらいくら待ってもJACリクルートメントから求人が紹介されることはありません。
根拠を知りたい方はこちらをタップして早速本記事をチェックしてください。
『紹介できる求人がありません』メールを受信してもJACリクルートメントの転職サポートを諦めきれない方へ。
他の転職エージェントに登録すればJACリクルートメントのコンサルタントからスカウトが届く可能性があります。

JACリクルートメントから実際にスカウトが届いた転職エージェントはDODAとビズリーチ。
ぜひ、登録を検討してください。
『紹介できる求人がない』=登録拒否ではない
転職エージェントは、求職者からの申し出は全て受理しなければならないことが法律で定められています。
公共職業安定所、特定地方公共団体及び職業紹介事業者は、求職の申込みは全て受理しなければならない。ただし、その申込みの内容が法令に違反するときは、これを受理しないことができる。
そのため『現時点で紹介できる求人がありません』という連絡は、登録を拒否するという意味ではありません。
『紹介できる求人がない』メール受信者に求人が紹介されない理由
『現時点で紹介できる求人はありません』メールの中にはこんな一文が書かれています。
求人状況の変化により紹介可能な求人が出てきたら連絡させて頂きます。
残念ですが、このメールの内容を信じて連絡を待っていてもJACリクルートメントから求人が紹介される可能性はありません。
根拠は、私がJACリクルートメントから『現時点で紹介できる求人がありません』メールを受信後にJACリクルートメントから転職サポートを受けれるようになった経緯が、JACリクルートメント公式からの連絡ではなく、他転職エージェント経由でのスカウトだったから。
JACリクルートメントは求職者の情報をシステムで管理している
そもそも、JACリクルートメントは求職者から入手した下記のような情報をデータベース化してシステム管理しています。
- 職歴
- 年収
- スキル
- 希望条件
- 応募履歴
- 選考結果
- 紹介求人に応募しなかった理由 等
JACリクルートメントのコンサルタントが企業から新たな求人情報を入手したら、データベースを照会して応募対象者を選定し求人が紹介される、という流れです。
JACリクルートメントが求職者と長く付き合う『農耕型エージェント』と呼ばれる由縁は、登録情報をシステム管理していて人為的エラーを限りなく低くしているためです。
『紹介できる求人がありません』メール受信者はデータベースに情報が登録されていない可能性が高い
データベースに情報が登録されていて転職状況が『転職活動中』であれば、応募条件にマッチする求人が入り次第、JACリクルートメントから応募の意思確認メールが必ず届きます。
ところが私のケースでは、他社エージェント経由でスカウトをくれたコンサルタントからは5社求人を紹介してもらえたにも関わらず、JACリクルートメント公式からは何の音沙汰もありませんでした。
他社経由でスカウトが届いたということは、私に紹介できる求人があったということです。
紹介できる求人があったにも関わらずシステムで候補者にピックアップされなかったことを考えると、求職者データベースに私の情報が登録されていなかったと考えるのが妥当です。
つまり『紹介できる求人がありません』メール受信者はJACリクルートメントの求職者データベースに情報が登録されないため、どれだけ待っていてもJACリクルートメントから連絡が来ることはあり得ない、という結論に至ります。
なお、JACリクルートメントの求職者データベースにあなたの情報が登録されるタイミングは、コンサルタントとの初回面談終了後。
対面であなたのスキル・経験・人柄を確認した上で、求人を紹介しても問題ない人材かどうかを判断されます。
他社エージェント経由でスカウトが届く理由
『現時点で紹介できる求人はありません』メールはJACリクルートメントのカスタマーサポートチームから送信されます。
一方、他社エージェント経由でスカウトをくれるのは各業界に精通した現場コンサルタント。
ここで注目すべきことは、公式サイトに登録したケースと他社エージェント経由でスカウトが届くケースでは登録者を審査する担当が異なるという点です。
おそらくですが、カスタマーサポートチームは各業界に精通した現場コンサルタントではなく、登録者にマッチする求人の1次スクリーニングを担うフロントスタッフだと推測します。
登録者を年収や学歴などで足切りしているとは思いませんが、フロントスタッフは業界専属コンサルタントではないため、登録者の経歴と企業求人をマッチングする能力が低い可能性が高いです。
公式サイト経由での登録がJACリクルートメントから転職サポートを受ける最短ルートですがこんな落とし穴もあります。
あなたの経験やスキルを正当に評価してくれる現場コンサルタントから直接オファーをもらうためにも、すぐにDODAとビズリーチにあなたの情報を登録すべきです。
JACリクルートメントから求人を紹介してもらうための6つの対策
JACリクルートメントとの初回面談が終了して、あなたのスペックが求人企業の応募条件に合致していることを証明できたとしても、ハイクラス企業を紹介するに値する人材でなければ求人は紹介されません。
とはいえ、人間性は初回面談という短い時間で全てを評価することはできません。
反対に求職者側も、初回面談という短時間のアピールだけでは正当な評価は得られません。
人間性を適切に評価してもらうには、JACリクルートメント登録後から初回面談完了までという長いスパンでアピールする必要があります。
人間性のアピールは下記6つの方法が効果的です。
- 初回登録までにレジュメを完成させておく
- 登録時の情報は割愛せずできるだけ充実させる
- 面談前のレジュメ提出・アンケート回答は期日を厳守する
- アンケートには事実ベース・理路整然とした文章で回答する
- 面談時の口頭での回答が事前登録内容と矛盾しない
- 今回の転職に求めることを自分の言葉で表現できる
初回登録までにレジュメを完成させておく
JACリクルートメントに登録すると基本情報に加えてレジュメ(履歴書と職務経歴書)の提出が任意で可能です。
登録は任意なので絶対ではありません。そのためレジュメ未作成の方は未提出のまま登録を完了してしまいます。
現職の年収が1000万円超・管理職・英語ペラペラなど市場価値が圧倒的に高ければ話は別ですが、基本的にはJACリクルートメントを利用するにあたりレジュメを登録しないことは絶対NGです。
この理由は登録フォームの内容は学歴や年収など数値で評価できる最低限の項目しか設定されていないため登録者のポテンシャルの理解が追いつかないためです。
つまり、スペシャリストの判断材料や業界経験の詳細が不明なため、企業ニーズに合致する人材かどうかの判断ができないということです。
この発想は典型的なTaker思考であり非常に危険です。相手の時間を奪ってしまうことを当たり前と考えてはいけません。
知名度が低い中小転職エージェントなら求職者を逃したくないため些細なことは見逃してくれますが、JACリクルートメントは業界最大手の高級転職エージェントです。
ある程度の水準にない求職者の相手はしません。
登録者は可能な限り相手(JACリクルートメント)の時間を奪わないように最大限の配慮をしてください。
JACリクルートメントはレジュメの添削もサポートしてくれますが一から十まで記載内容を指南してくれる訳ではありません。ある程度完成したレジュメに対して求人企業の書類選考を通過しやすくなるワンポイントをアドバイスしてくれると理解してください。
登録時の情報は割愛せずできるだけ充実させる
前項で説明した『レジュメを完成させておく理由』と重なりますが、JACリクルートメントが登録者をふるいにかける際の判断材料は登録時の情報だけです。
この情報が不足している時点でサポート対象外になることはほぼ間違いありません。
また、ビジネスマンとして相手の要求に100%答えれないことは大きな問題です。
適当な回答をする時点で『転職エージェントより求職者の方が立場が上』と潜在的に考えているハズです。
転職エージェントと求職者はwin-winの関係にならなければなりません。こちらの利益だけを考えている求職者はJACリクルートメントは基本相手にしません。
面談前のレジュメ提出・アンケート回答は期日を厳守する
提出物の期日を守ることは社会人としての最低限のマナーです。
提出物の期日が守れない方はビジネスマナーが欠落している可能性が高く、そのような人材はJACリクルートメントから相手にされません。
ハイクラス人材とはビジネスマナーがベースにありプラスαの能力としてマネージメント経験やスペシャリストのスキルが身に付いている人材を指します。
JACリクルートメントを利用してハイクラス求人へ転職を検討しているならビジネスマナーは必ず身につけておきましょう。
アンケートには事実ベース・理路整然とした文章で回答する
JACリクルートメントのコンサルタントとの面談までに、簡単なアンケートの依頼があります。
JACリクルートメントは自分達の利益より求職者の利益を最優先で考えてくれる数少ない優良転職エージェントですが、求職者が本心とは異なる条件を提示してしまうとコンサルタントと求職者間にミスマッチが生じてしまい双方にとって意味のない時間を過ごすことに繋がります。
- 現在の年収を事実と異なる金額を回答する
- 希望年収を理想より低めに回答する
- 多くの求人を紹介してもらうため『希望条件なし』と回答する
特に③は絶対NG。転職するのに希望条件なしなハズがありません。
このような回答をした時点で『ウソをつく人』と判断されて今後の求人紹介に大きく影響しかねません。不信感を抱かれないためにも必ず真実のみを述べるようにしてください。
面談時の口頭での回答が事前登録内容と矛盾しない
コンサルタントと面談する際、登録内容や提出したレジュメの内容、事前アンケートの内容を求職者自身の言葉で再度説明するように依頼されます。
表向きの理由は文章では伝わらない求職者の思いを確認するためですが、実は事前登録内容と説明内容に矛盾が生じていないかも確認しています。
この真意は求職者の申告内容に虚偽がないことのチェックです。
嘘をついている場合必ず説明中に矛盾が生じて話の辻褄が合わなくなります。JACリクルートメントのコンサルタントはこの矛盾を見逃しません。
矛盾に対してコンサルタントが納得できる理由を説明できれば問題ありませんが、動揺して意味不明な発言をした場合は一発アウト。面談終了後に求人が紹介されることはなくなるので十分注意してください。
今回の転職に求めることを自分の言葉で表現できる
コンサルタントは面談時に今回の転職の背景を自分の言葉で深堀して説明するよう指示してきます。
この理由は今回の転職の原因が求職者自身に問題があるのか否かを判断するためです。
例えば、現職の人間関係に問題があるから転職したいと考えている場合は『現職の同僚に問題がある場合』と『求職者自身に問題がある場合』の2つのケースが考えられます。
前者の場合はサポート対象になる可能性がありますが後者の場合はサポート対象外にしたいハズです。
転職理由を説明する際は求職者自身には問題がなく、現職のままだとその問題を解決できないことを訴求してください。
なお、転職エージェントと上手に付き合うコツ、人間性のアピール方法は下記動画の12:07から詳しく説明されているので、ぜひチェックしてみてください。
まとめ:『紹介できる求人がありません』メール受信者は待ってるだけでは連絡が来ない可能性大
JACリクルートメントの公式サイトから登録して『紹介できる求人がありません』メールを受信しても落ち込む必要はありません。
本当に専門性の高いスキル・経験を有していれば、他社転職エージェントを利用していれば各業界に精通したJACリクルートメントのコンサルタントがきっとあなたを見つけてくれます。
とはいえ、待っているだけでは希望は0%です。
他社への登録がまだお済みでないなら、すぐに情報を登録してコンサルタントから情報を見えるようにしてください。