『臨転堂』は、複数の企業と提携し情報を提供しており、当サイトを経由して商品への申込みがあった場合には、各企業から支払いを受け取ることがあります。ただし当サイト内のランキングや商品の評価に関して、提携の有無や支払いの有無が影響を及ぼすことはございません。
また当サイトで得た収益は、サイトを訪れる皆様により役立つコンテンツを提供するために、情報の品質向上・ランキング精度の向上等に還元しております。
臨床検査技師のまま短期間で稼ぐ方法は3つありますが、正直どの方法も時間が掛かりすぎること・再現性が低すぎることからオススメしません。
- 今の職場で地位を高める
時間が掛かかりすぎる割に年収は最大でも700万円程度とコスパが悪すぎます。何より臨床検査技師の将来性を考えると今から管理職を目指すことはリスクにしかなりません。
>>参考記事:【辞めてよかった】臨床検査技師の将来性の闇〜3つの残酷な真実〜
- 投資する
投資で稼ぐにはタネ銭が必要です。臨床検査技師の少ない給料から捻出した程度の金額では月1万円も稼げません。FXなどリスクを背負う投資をすれば大きく稼げる可能性もりますが再現性が低く最悪破産します。
- 副業する
臨床検査技師が副業で稼ぐ方法はWEBライター・プログラミング・せどり(安く売って高く売る)などいくつかありますが、何の実績も持たない人が副業に挑戦しても受注できないため稼げません。毎朝4時起きで作業しても月1万円も到稼げない人がほとんどです。
上記の方法で『簡単に稼げます!』とアピールしてる人がいたら要注意。
その人達は『投資で稼ぐ方法』や『副業で稼ぐ方法』などのいわゆる『情報商材』を初心者に売りつけて銭儲けをたくらむ詐欺師です。
痛み無くして得るものなしです。
本当に稼げるようになりたいなら『簡単に稼げる』などの甘い誘惑に騙されないように稼ぐことに対する守備力を高めてください。
私は臨床検査技師の待遇の悪さと年収の低さに不満があり、26歳で臨床検査技師を辞めました。
臨床検査技師を退職してからは、胚培養士・治験コーディネーター・アプリケーションスペシャリスト・日系ベンチャー企業と複数回の転職経験を経て、31歳で年収700万円しました。
一般企業への転職は全ての臨床検査技師が再現性高く稼げるようになるための最適解と断言できます。
この記事では、臨床検査技師が転職で年収を上げるための具体的な方法を私の体験談に基づいて解説します。
もちろん転職にもリスクはありますが、しっかり準備を進めていればリスクは限りなくゼロに抑えれます。
今よりもっと稼げるようになりたい方は、ぜひ私のノウハウをまるパクリしてください。
現時点で転職を考えていない方は、あえてリスクをとる必要はありません。
ノーリスクで情報収集だけしてみて、『これは!』と感じた企業に出会ったら実際に行動すればOKです。
なお、転職活動を成功させ、年収アップを目指す方法は下記の動画でも詳しく解説されているので、こちらもぜひ参考にしてください。
職務経歴書の準備
転職活動といえば『転職サイトへの登録』を真っ先に思い浮かべる方が多いと思いますが、その行動はNGです。
理由は求人検索が先行すると応募を急ぐあまり職務経歴書の完成度が低くなるから。
ちなみに、書類で伝えきれないことは面接では伝えられません。
なぜなら、完成度の低い職務経歴書では書類選考で落とされるから。
ネット上では書類選考の通過率は30〜50%といわれていますが、臨床検査技師から企業、特に医療機器メーカーや製薬メーカー等のハイクラス企業への転職はそんなレベルではありません。
私個人の見解ですが、書類選考の通過率は一般論の1/10(3〜5%)程度と考えておくのが妥当な水準です。
営業職やエンジニア職など、求人数が多い(=離職率が高い)職種であれば書類を出せばほぼ採用されますが、長続きしないので個人的にはオススメしません。
ハイクラス求人への挑戦権はそう頻繁に得られるものではありません。
せっかくのチャンスを棒に振るわないためにも、転職サイトへ登録する前に職務経歴書の完成度を高めておいてください。
ちなみに、同じ職務経歴書を複数の求人応募で使い回す人がいますが、この行為はやめてください。
ベースは同じでも構いませんが、職務概要や自己PRは応募先企業に応じて適宜修正するようにしてください。
希望業界を設定する
職務経歴書がある程度の形になったら、続いて転職する希望業界を設定してください。
この理由は下記の2つです。
- 転職エージェントを利用する場合は希望業界をヒアリングされるから
- 登録時に希望業界を入力しますがここ割と重要です。スカウトをくれるヘッドハンターは担当業界が決まっていて、自分の担当業界に新規利用者の情報が登録されたら必ずチェックします。登録情報を見て希望業界への適正が無いと判断されたら、そのヘッドハンターから声が掛かることはなくなります。
- 希望業界を設定すると職務経歴書をブラッシュアップできるから
- 当然ですが、業界によって求められるスキルや経験は全く異なります。そのため、職務経歴書の自己PR(私の強み)は応募する業界に応じてチューニングする必要があります。
私の経験上、臨床検査技師にオススメの転職先は下記業界の企業です。
医療・メディカル業界
ライフサイエンス業界
臨床検査技師の転職先としてオススメする理由は、上記業界の企業は臨床検査技師のスキル・経験を流用できるから。
そもそも、上記2業界の企業は下記のような製品を扱っている企業です。
- 医療・メディカル業界
- 病院・クリニック・診療所などを対象に体外診断用医薬品・医療機器を販売する企業
- ライフサイエンス業界
- 主に研究機関を対象とした研究用試薬を・医療機器を販売する企業
上記企業の顧客は医療従事者であり、病院内部の事情に精通している臨床検査技師はマーケティングの観点からどうしても獲得したいんです。
臨床検査技師時代に培った知識と経験を活かして、年収アップ・待遇改善の転職を達成したいなら医療・メディカル業界、ライフサイエンス業界を選択してください。
希望職種を設定する
希望業界が決まれば、その業界でどんな職種に就きたいかを考えます。
医療・メディカル業界、ライフサイエンス業界の中の職種は大きく2種類に分類できます。
- 営業職
- 医療系専門職
②の医療系専門職はさらに8つの職種に分かれており、どれも高い専門性が要求される職種です。
- 研究
- 臨床開発
- 薬事
- 品質保証・品質管理
- 技術サポート
- 学術・メディカルアフェアーズ
- ライセシング
- 医療系マーケティング
営業+上記8つの職種の中から希望職種を選択するわけですが、この選択は転職成功率に大きく関わるため慎重になる必要があります。
臨床検査技師は専門性の高い資格なので、この資格をかせる職種を選択すべきです。
具体的には下記の3職種がオススメ。
- 臨床開発:治験関連
- 技術サポート:医療機器の顧客サポート職
- 学術・メディカルアフェアーズ:診断薬・製薬メーカーの学術担当
他の職種について触れておくと
- 営業は誰でもなれる職種なので、現時点ではあえて選択する必要はありません。
- 薬事・品質保証・品質管理・ライセシング・医療系マーケティングは実務経験年数が必要なことが多く、未経験者が採用される可能性は限りなくゼロです。
オススメ3職種の年収・ワークライフバランスの取りやすさ・転職の難易度を下表に示します。
職種 | 年収 | WLバランス | 転職難易度 |
---|---|---|---|
臨床開発 | 450万円〜 | ○ | 低 |
技術サポート | 500万円〜 | △ | 中 |
学術 | 600万円〜 | ○ | 高 |
学術は高年収が見込めてワークライフバランスも保ちやすいですが、専門的な知識と高いプレゼン力が要求されるため、臨床検査技師からストレートで転職できる人はほんのわずかです。
臨床開発は臨床検査技師と比べるとベース賃金は高く転職難易度も低いです。ワークライフバランスはフレックスタイム制度の導入によりかなり保ちやすく、小さな子供を持つママさんも大勢在籍しています。
技術サポートは最低でも年収500万円以上でフレックスタイム制度・直行直帰・テレワークなど働きやすい環境も整っていますが、平日の帰宅時間が遅くなること(20時ぐらい)・休日出勤が増える可能性が高いことからワークライフバランスはやや保ちにくいです。
臨床開発と技術サポートの両方の経験を持つ私としては、
- キャリアアップはほどほどで、ゆるく自由に働きたいなら臨床開発
- キャリアアップして自分のステータスを高めたいなら技術サポート
- 学術は未経験ですが臨床医と対等にディスカッションできる知識・能力が必要なので、勉強して知識をアップデートすることが好きな方に向いてます。
こんな基準で目指す職種を選択してもらえたらと思います。
各職種の具体的な業務内容は求人票に記載されていますし、下記の記事でも説明しているので興味がある方はチェックしてください。
>>【病院以外】臨床検査技師の転職におすすめ!企業の他職種5選
転職支援サービス利用前にトライして欲しいこと
職務経歴書を作成して希望業界を設定したら、いよいよ求人検索&応募のフェーズです。
転職支援サービスを受けるには転職サイトや転職エージェントに登録すればOKですが、その前にぜひチャレンジして欲しいことがあります。
それは、現在の職場に出入りしているメーカー担当者に採用してもらえないか相談することです。
社員からの紹介は企業・求職者の双方にのメリットが最大化される、転職市場における最強のチートです。
まず、社員からの紹介で人材を獲得する企業側のメリットからお伝えします。
- 低コストで人材を採用できる
- 民間の転職支援サービスで人材採用すると企業側は民間転職支援サービス運営元に成功報酬として雇用者の年収の30%〜100%の費用を支払うことになります。社員からの紹介だとこの費用が掛かりません。
- 自社製品の使用経験を持つ人材を獲得できる
- メーカーの人間が現在の職場に出入りしているということは、そのメーカーの製品をルーチン検査で使用したことがあるハズです。自社製品の使用経験を持つ人材は採用後の育成コストが掛からないため即戦力として重宝されます。
- 応募者の人間性をある程度把握している
- 基本的に、転職サイトからの応募者や転職エージェント経由の応募者は会ったこともない見ず知らずの他人です。見ず知らずの他人を書類だけで評価するのは非常に難しいことです。社員からの紹介なら人間性をある程度は知っているため見ず知らずの他人と比べると採用のハードルは低くなります。
見ず知らずの人材を採用する場合、どうしても短期間では評価できない部分があり、企業側はある程度のリスク(人間性の問題)を背負うことになります。
ところが、顔見知りの社員からの紹介だとこのリスクを限りなく低くできるため、あなたがその社員から評価されていれば、99%の確率で書類選考はパスできます。
ここまで断言できる理由は、メーカー勤務時代に何人もの人材が営業の紹介で入社しているのを目の当たりにしたからです。
どうしても入社したい企業がある場合を除き、まずは社員の紹介で入社できる企業がないか探してみてください。
臨床検査技師が利用すべき5つの転職支援サービス
転職支援サービスといえば、国が運営するハローワークを思い浮かべる方も多いと思います。
ハローワークは医療職の求人には非常に強い一方、一般企業求人の多くは無名・安月給の零細企業であり利用はオススメできません。
ハローワークは、憲法に定められた勤労権の保障のため、障害者や生活保護受給者の方など民間の職業紹介事業等では就職へ結びつけることが難しい就職困難者や人手不足の中小零細企業を中心に、国が無償で支援を行う雇用のセーフティネットの 中心的役割を担うもの。
ハローワークの利用を推奨するのは下記のどちらかに該当する場合と国が公表しています。
- 民間の職業紹介では転職できない人
- 人手不足の零細企業
ハイクラス企業に転職するなら民間の転職サイト、または転職エージェントを利用しましょう。
ただし、転職エージェントは各社で得意とする領域が異なるため『ここだけに登録しておけばOK』という転職エージェントは存在しません。
条件の良いハイクラス企業求人を多数紹介してもらうには、複数の転職サイト・エージェントを平行利用するのが鉄則です。
- JACリクルートメント
- 年収600万円以上の超ハイクラス求人限定で紹介してもらえます。
- 初回の面談で転職の伝えた希望条件(年収・働き方・職種・業界)に合致する求人だけを厳選して紹介してくれるためスクリーニングの手間が省けます。
- 紹介求人数は4ヶ月で8社程度と非常に少ないためJACリクルートメント1本で転職活動を進めることは危険です。
- DODA
- 主に転職サイトとして自分の好みの条件で求人を検索するために利用します。
- 採用プロジェクト担当から紹介される求人やプレミアムオファー求人は条件が良いことが多いので必ず目を通します。
- 企業からのオファーはクソみたいな求人ばかりなので基本スルーしますが、条件の良い求人が埋もれて見落としてしまう可能性があるため定期的にオファーの削除が必要です。
>>業界最大級の求人サイト「転職ならDODA(デューダ)」新規会員募集
- ビズリーチ
- DODAとは異なり本気で人材採用したい有料企業からダイレクトオファーをもらうために利用します。
- 大企業より成長途中のベンチャー企業からオファーが届くことが多いです。
- ビズリーチは無料会員と有料会員があり、無料会員は全てのオファーを閲覧できません。しばらくは無料会員で閲覧できるオファーだけを狙って利用して、他社でなかなか転職先が決まらない場合は期間限定で有料会員登録することを推奨します。
>>選ばれた人だけのハイクラス転職サイト/ビズリーチ公式サイトへ
- リクルートダイレクトスカウト
- リクルートダイレクトスカウトは車の一括査定サイトのようなもので、登録直後から複数の人材紹介会社から面談オファーが届きます。
- 複数者から同時に求人を紹介してもらえるため、短期間で転職先が決まる可能性が高いです。
- リクルートダイレクトスカウトに在籍する人材紹介会社は人手不足の零細企業のことが多く、強引に転職を進めてきたり転職サポートが長続きしないデメリットがあります。
>>リクルートダイレクトスカウト公式サイトへ
- ランスタッド
- JACリクルートメントと同様で年収600万円以上の超ハイクラス求人限定で紹介してもらえます。
- 外資に強く、ハイクラスの医療機器メーカー求人を紹介してもらえます。
- ランスタッドのコンサルタントは『狩猟型』の思考が強く、求職者に寄り添うJACリクルートメントとは対照的に、強引に求人への応募を進められる可能性があります。
>>ランスタッド公式サイトへ
転職エージェントから紹介された求人の精査
転職を後悔する人の多くは事前の情報収集不足が原因です。
転職エージェントから収集できる情報は求人企業がオフィシャルで公開している情報であり、実際の労働環境とはかけ離れている可能性があるため妄信は禁物。
また、転職エージェントは求職者を企業に推薦して成功報酬を貰うというビジネスモデルであることも忘れてはいけない事実。
どれだけ求職者に寄り添った提案をしてくれるコンサルタントでも、根幹には自社の利益を上げることが隠れています。
転職エージェントから得られる情報は話半分程度と考えて、自分から情報を取りに行くことが転職後に後悔しないためのたった1つの方法です。
求人企業の情報は社員が自社の口コミを投稿する【転職会議】を利用してください。
転職会議の口コミは下記の12の項目に分かれています。
- 総合評価
- 仕事のやりがい・面白み
- 年収・評価制度
- スキルアップ・キャリア開発・教育体制
- 福利厚生・社内制度
- 面接・選考
- 事業の成長性や将来性
- 社員・管理職の魅力
- ワークライフバランス
- 女性の働きやすさやキャリア
- 入社理由・入社後に感じたギャップ
- 退職理由・退職検討理由
この中であなたが最も重視している項目をチェックしてみて、社員の口コミの内容が許容できる範囲内かどうかを必ず検討してから応募するようにしてください。
転職会議の情報には1つだけ注意点があります。
それは、口コミ投稿者は転職を考えている社員という点です。
転職会議の口コミは無料で確認できますが、登録時に自分が現在働いているまたは過去に働いたことがある企業の口コミを投稿する必要があります。
転職を検討しているあたなが、現在働いている職場の口コミを投稿するとしたら、かなりネガティブバイアスがかかると思います。
要するに、口コミ投稿者は現職に不満を抱えた人達ばかりなので、真実がねじ曲げられている可能性があります。
支離滅裂な文章は見ればすぐに分かるのでそこまで気にする必要はありませんが、転職会議の口コミも妄信は危険ということだけ念頭に置いて情報収集してください。
あとはひたすら求人紹介・口コミチェック・応募を継続・・・もし転職先が決まらなければ
ハイクラス企業に転職するための最終手段として『ビズリーチの有料会員』のカードを切ります。
その理由はビズリーチの有料会員になればJACリクルートメントから紹介してもらえるようなハイクラス求人に転職エージェントを介さず直接応募できるからです。
- 月額利用料金が発生する
ビズリーチは無料会員と有料会員があり、両者の利用権限は下記の通り異なります。
会員種別 | 利用権限 |
無料会員 | ・プラチナスカウトの閲覧・返信 ・公募や特集求人への応募 ・一般求人の検索・閲覧(企業名非公開) |
有料会員 | ・全てのスカウトの閲覧/返信 ・非公開求人を含む求人全ての閲覧/応募 ・ヘッドハンター検索/閲覧 |
有料会員にならなければ全てのスカウトの閲覧・返信、求人情報の閲覧・応募ができませんが、有料会員はビズリーチ登録時の審査により決定したステージに応じて下記の月額料金が発生します。
会員ランク | 利用権限 |
タレント会員 | ・月額3,278円(税込)/30日 ・年収1000万円以上の一般求人:応募不可 ・ハイクラス専門ヘッドハンター:相談不可 |
ハイクラス会員 | ・月額5,478円(税込)/30日 ・全ての一般求人に応募可能 ・全てのヘッドハンターに相談可能 |
転職活動の初期は転職エージェントから多くの求人を紹介してもらえる上、費用は完全無料。
わざわざビズリーチで費用を払ってまで転職活動をする必要はありません。
- ビズリーチ登録直後は『求人案内』の件数が少ない
ビズリーチは企業・転職エージェントからのスカウトだけでなく、ご自身の登録情報(職務経歴)と企業の求人条件がマッチした場合に届く『求人案内』という機能があります。
この求人案内がかなり秀逸で、民間の転職サイトでは公にされていないハイクラス求人だけを厳選して届けてくれます。
とはいえ、ビズリーチ登録直後は『求人案内』の件数が少なく、応募できる企業が限られてしまいます。
そのため、まずは無料会員としてビズリーチに登録して『求人案内』の件数を溜めておき、有料会員になったタイミングで気になる求人に一括応募すれば月額利用料金を支払う期間をで圧縮できます。
転職費用は掛からないに越したことはありません。
転職活動の初期は転職エージェントが活発に転職をサポートしてくれるため、まずは費用を掛けないで転職することを考えてください。
とはいえ、1ヶ月が経過する頃には多くの転職エージェントから連絡が途絶えるため、転職エージェント頼みの転職は難しくなります。
このタイミングで背水の陣ともいえるビズリーチの有料会員になり、転職エージェントを頼らずご自身でハイクラス企業に直接アプローチをかけましょう。
有料会員になってハイクラス企業にアプローチをかける期限は1ヶ月。
1ヶ月の間で求人案内に届いている求人に片っぱしから応募して、ハイクラス企業から内定を獲得してください。
最終手段は臨床開発業界の治験コーディネーター
転職エージェントから求人を盛んに紹介してもらえるのは登録後の最初の1ヶ月です。
この間に紹介された求人で転職先が決まらなければ、その後の紹介求人数は月1〜2件あるかどうか。
転職エージェントによっては連絡が途絶えることも珍しくないので、転職活動のペースが一気に鈍化します。
こうなると今のあなたのスペックはメーカー等のハイクラス企業に転職できるレベルに到達していない可能性が高いため、転職先をミドルクラス企業に設定し直す必要があります。
ミドルクラス企業とは、具体的には臨床開発(治験)を担っている企業です。
臨床開発業界には多彩な職種が存在しますが、実務経験を持たない臨床検査技師から転職するなら治験コーディネーターか臨床開発モニターのどちらかになります。
臨床検査技師なら誰でも100%転職できるのは治験コーディネーター。
直行直帰、フレックスタイム制度が適応されているため非常に働きやすいですし、年収アップも期待できるため狙い目です。
一方、臨床開発モニターは臨床開発経験が要求されるためやや難易度が高く、臨床検査技師からストレートで転職できる方は限られます。
その分、年収は治験コーディネーターより高いため、チャンスがあれば挑戦されることをオススメします。
万が一チャンスが無かったとしても、治験コーディネーターで臨床開発経験を積んでおけば臨床開発モニターにキャリアアップ転職しやすくなります。
少し遠回りになりますが、まずは治験コーディネーターに転職して臨床開発のキャリアを積んでください。
臨床開発業界の求人に応募する方法は2つあります。
- 連絡を取っている転職エージェントに臨床開発業界への転職を検討していることを伝える
- 転職サイト(DODA)から直接応募する
臨床開発業界への転職なら正直、どちらの方法でも採用率に大差はありません。
番外編:営業職ならハイクラス企業に採用される可能性が飛躍的にアップします
希望職種を決める時に『営業は誰でもなれる職種なので選択する必要はない』と解説して、医療系専門職をオススメしました。
ただ、もし医療系専門職に絞って転職活動を行なった結果成果が実らなければ、営業も候補に入れるべきです。
理由は3つあります。
- 営業は最も人数が必要な部署で常に大量の求人が募集されており、転職のハードルが低い
- 『誰でもなれる職種』なのでライバルは素人同然。医療の背景を持つ臨床検査技師ならコミュ力に問題がない限り100%勝てる
- 営業職としてメーカーに入社した後、社内公募制度を利用して技術サポート部に異動できる可能性がある
年収自体も医療系専門職と同等以上なので、営業職の適正がある方はむしろ初めから営業に転職する方が話が早いかもしれません。
営業職の求人に応募する方法は2つあります。
- 連絡を取っている転職エージェントに臨床開発業界への転職を検討していることを伝える
- 転職サイト(DODA)から直接応募する
営業職は求人数が非常に多く、全ての求人を自分でチェックするのは時間が掛かりすぎるかもしれません。
自分の経歴にマッチする営業職の求人を探すなら、臨床検査技師が利用すべき5つの転職支援サービスでご紹介した転職エージェントを頼りましょう。
最終的に目指してほしい場所
4つの職場を転々として実感したことですが、自分と同じ職種の社員が多数在籍している企業ほど仕事はキツく(忙しい)年収は低いです。
理由は社員に還元できる原資の金額は部署ごとで決まっており、在籍するチーム内で相対的に評価を高める必要があるからです。
相対的に評価を高めるには、他メンバーより多くの業務量をこなすことは必須。少しでも手を抜こうものなら瞬く間に評価は下がります。
一方で、自分と同じ職種の社員が他にいない企業だと、少ない業務量でも多くの給料をいただける可能性があります。
理由は2つ。
- 他社から業務の難易度が判断できないので、納期を自分でコントロールできる
- 自分しかできない仕事を持っていると会社から重宝されるため評価が上がりやすい
要するに、その会社でNo1ではなくオンリーワンになることが最もラクして稼ぐための秘訣です。
オンリーワンになれる企業は、新たなビジネスを立ち上げようとしている企業。
具体的にはスタートアップ企業、または事業拡大で新たな部署の立ち上げを検討している中小企業。
とはいえ、スタートアップや立ち上げたばかりの新部署は今からビジネスをスタートするため、入社時点では売りが立っていないケースがほとんど。
また、新規ビジネスは100%うまくいく保証もありません。
ある程度目処が立っているからこそ企業は求人を募集するわけですが、それでもビジネスに絶対はありません。
新規ビジネスが軌道に乗らなければ良くて他部署への異動、最悪リストラされる可能性も十分考えられます。
安易な決断は後悔の元。
最悪の自体に備えて、自力でリカバリーできる体制を整えてからチャレンジしてください。
まとめ:臨床検査技師のままラクして稼ぐことは不可能です
1日5分で今すぐお金持ち!
スマホ1台で手軽に高収入!
なにもしなくても毎月自動でお小遣いゲット!
ネットやSNS上には『ラクして稼ぎたい』方を獲物にしてこんな甘い言葉が溢れています。
本当に稼げるようになりたいなら
『手軽に』を捨て
『今すぐ』を捨て
『なにもしなくても』を捨て
『真っ当に』を得て
『中長期的に』を得て
『努力して』を得て
真っ直ぐ歩んでください。
凡人がいきなり楽して稼げるほど世の中は甘くありません。
いつか楽して稼ぐためにも、今は行動するとき。
変化を恐れず、ぜひ新しい職場でキャリアを高めてください。