今回の記事では、医療(検査)機器メーカーのアプリケーションスペシャリストの出張頻度と業務内容について解説します!
アプリケーションスペシャリストは必ず出張業務が発生しますが、その頻度は企業により様々です。
出張先での業務は通常業務とヘルプ業務に大別されます。
出張すると非課税の出張手当が支給されます。
家庭の時間を大切にしたい方にとって、出張頻度は転職を決断する上で非常に重要なポイントになるかと思います。
そのような方は出張頻度について、転職前に応募企業・転職エージェントへ必ず確認するようにして下さい。
なお、医療機器メーカーのアプリケーションスペシャリストの情報は『臨床検査技師が活躍する企業のアプリケーションスペシャリストとは?』で網羅的に解説しているのでリンク先の記事で必要な情報をゲットしてください!
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アプリケーションスペシャリストの出張頻度
結論、会社の規模によって頻度は様々です。
まずは、出張の頻度を左右する要因が2つあることをご理解ください。
- 支店の設置数
- 自社製品のターゲット施設
支店の設置数
会社の規模がある程度大きい場合、全国に支店が設置されています。
支店の設置数が多ければ多いほど、各支店の管轄エリアが狭くなるため、出張の頻度も減少します。
- 支店の数が多い場合 ➡️ 出張頻度は少ない(年1〜2回程度)
- 支店の数が少ない場合 ➡️ 出張頻度は多い(週1回以上)
ベンチャーの場合、東京・名古屋・大阪の3支店で全国の施設をカバーしている企業もあります。こうなると、出張ベースの業務が基本になります。
支店の数が多いと出張の頻度は減りますが、転勤のリスクは高くなります。
但し、企業によっては、地域限定勤務制度など転勤を拒否できる制度を設けている場合もあります。絶対転勤嫌!という方は一度企業人事に確認してみるのも良いでしょう。
自社製品のターゲット施設
自分達の主力製品を使用するのはどの機関なのか、ということです。
例えば
- 病院
- クリニック
- 検査センター
- 研究機関…
これらのうち、病院・クリニック・検査センターは全国に点在していますが、研究機関の場合は首都圏もしくは大阪周辺が主になります。
つまり、自社製品のターゲットが研究機関の場合、地方の施設への出張業務はそこまで多く発生しません。
アプリケーションスペシャリストの出張先での業務内容
アプリケーションスペシャリストの出張業務は大きく以下の2つに分かれます。
- 通常業務
- ヘルプ業務
通常業務
支店から離れた地方の施設に対して、出張ベースでアプリケーションスペシャリストの通常業務を実施します。
- 新規設置施設の立ち上げ
- 既存施設の項目追加の対応
- オペレーション・メンテナンスの顧客トレーニング
- 学術情報の提供
- トラブル対応
アプリケーションスペシャリストの業務内容はこちらの記事で詳細を解説しています。

ヘルプ業務
他支店へのヘルプ業務を出張ベースで行います。
人員不足や業務量過多で自支店がマンパワー不足に陥った場合、他支店へ人員の応援を要請することがあります。
自分に白羽の矢が当たった場合、他支店にヘルプ要員で派遣されることになります。
業務内容は、基本的には新規施設の立ち上げ業務のヘルプです。
出張に伴う手当は非課税
出張すると出張手当が支給されます。
支給される金額は各企業の規定により異なりますが、この出張手当には税金がかからないことが法律で決められています。
支給額がそのまま手取りになるため、出張の日数が多くなると年収が大幅にUPすることもあります。
まとめ:出張頻度を見極めて自分に最適な企業へ転職しましょう!
今回の記事のポイントをまとめます。
- アプリケーションスペシャリストには出張業務が必ず発生します。
- 出張の頻度は会社の規模・支店数や自社製品のターゲット施設に左右されます。
- 会社の規模が小さい場合は出張先でも通常業務を実施します。
- 会社の規模が大きい場合はヘルプ業務を実施します。